1月25日 土曜日

新型コロナウイルスの話題がニュースを席巻している。席巻している・・はちょっと大げさかもしれないが、早朝にテレビをつけるとトップの項目5つには必ず入っているようである。国内でも3人目の患者が発生したと眼前のニューステロップで流れている・・・そう、今私は車中の人なのである。明日のとある研究会に参加するために、診察後京都駅からN700系に飛び乗っているわけだ。ということで、浮かれながらちょっと記事を書くことにしてみた。たま〜に乗車する新幹線はやはりちょっとウレシイ。前の席のおじさんがグイーンって背もたれを思いっきり倒してきても、後ろの方から551のホーライの匂いが立ち込めてきても、許す。訪問診療を標榜していると、色々と幸運が重なったり、事前に調整をしておかないとなかなか旅行には行けないのであり、たまに人から「先生、旅行とか行けるんですか?」とか聞かれても、「行けなくてもいいんですよ、もう飽きるほど色々回ってきましたから・・留学中に」とかって強がりを言ってきたのをぜ〜んぶ否定してしまいたくなるのである。自宅引きこもりがさほど苦痛ではなく、旅行欲が強くないと思われる小生でも、たまの新幹線がウキウキそわそわするほどには旅行好きであるのだ。それはそれとして冒頭の話題、新型ウイルスについてはまだ情報がプレマチュアなこともあり断定できることはあまりなさそうであるが、SARSとかMERSなどに比べると高い致死率ではなさそうであるというのが今のところの大方の推測のようである。引き続き心配は過剰にも過小にもならずに研究の経緯を見守るしかなかろう。さらに言わせてもらうならば、今回のコロナウイルスへの注意に負けず劣らず風疹や麻疹、あるいはパピローマウイルスにだって関心を寄せていただきたいと思う。もちろん喫緊の課題としてのインパクトはあるわけなので今回の報道は妥当なのだが、それと同じような密度で他の感染症についても正しい知見が広がれば良いなと思う今日この頃なのである。なので・・・風疹・昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までの生年月日の男性を対象とした対策や、子宮頸がんワクチン(パピローマウイルスワクチン)についての情報もよくよくご検討の上で対応くださいね〜

うーんそれにしても、前の座席のおっちゃん目一杯倒しすぎですよ〜・・・トイレ行くの大変やん。そう言えば同じ車両にとある有名な(私にとっては)経済学者の先生が乗ってこられたのだ。やや奇抜なヘアースタイル(というか色)で舌鋒鋭い京都の大学の先生です。多分、アンチが多い人なのですが小生はファンなのでちょっと嬉しかった。お外は真っ暗なので富士山ビューのはずですが何も見えませんね。ではそろそろ・・・