3月31日 日曜日 晴れたり降ったりの空模様

明日から新年度です。終わりと始まりの境目ですね。新しい職場や学校に通うことになる方々も多いことでしょう。病院勤務の頃には医局ががらーんとしていたことをいつも思い出してしまいます。さみしい感じがするのですけど、翌日は朝からワイワイガヤガヤと騒々しくもあり忙しくなるのです。毎年毎年それが繰り返される・・・。そういえば働き方改革の法律が施行されるのでしたっけ。医師の働き方改革は別枠らしいです。一気に改革するとその影響が大きいため、期限を切って徐々に変えていくという方針のようです。当面は残業の上限はまだまだ一般業種とはかけ離れたものとなるようで、過労死の恐れがある時間数を下回ることができていないとのこと。当面は指導医が研修医などの体調管理にも気を配ってあげる必要がありますね。ところで、改革の影響をより受けるのは医師数の少ない医療過疎地であるという報道です。まあ当たり前といえばそうなのですが、そこで解説されているのが医師偏在指標なるものです。厚生労働省のウェブサイトをのぞいてみると、京都は都道府県単位で見ると上位33%に入っており、充足地域のようです。一方丹後はと言いますと・・二次医療圏での比較では下位33%ということで立派な医療過疎地域ということになります。省内では医療従事者の需給に関する検討会というのが組織されて色々な検討がされているようです。地域勤務に対する医師側へのインセンティブだったり、病院への経済的支援であったり、そもそもの医学部入学レベルでのコントロールであったり。そもそも日本の人口はこれから総数の減少だけではなく、年齢比率の大きな変化(高齢者の増加)が生じることがすでにわかっていますから、10年後、20年後、30年後にはこの国がどうなっているのか、医療の面だけではなく大変な時代に突入するように思います。それにしても医学部入学のいわゆる地域枠っていうのがこんなにも多くの比率になっていること知らなかったな・・。