10月27日 火曜日

月末が近づくと憂鬱な気分になります。片付けないといけない事務仕事が山積みなのです。大切なことなので憂鬱でとか言ってられないのですけど・・少しずつ今週からやっていこ。

さて、クマが出没というニュースが増えてきています。先週も近隣の地域で栗拾いに出かけていた男性がクマと出くわして怪我をされたという報道がありました。周辺の地域には100件近い目撃情報があるようです。山間部で山菜採りやウォーキングなどを行う際には十分注意が必要です。普段の診察時の会話でも「ウォーキングはオススメですけど、時間帯を選んで交通とクマなどの出没には十分に注意をしてくださいね」と付け加えるようにしています。彼らは基本的には怖がりの性質のようです。8割がたは肉食ではなく、木の実や草などの植物を食事としているようです。しかし特に子熊を守ろうとする本能は強く、それを感じた時にはとても攻撃的になるようです。子熊には絶対に近寄ってはダメですね。万が一遭遇した場合には、背中を向けて大声をあげて逃げるのはよくないようです。目を合わせて闇雲に騒いだり威嚇したりせず、そーっとそのまま後ずさりの方法でその場を去っていくのが良いようです。クマは木に登ることができるので、木をよじ登るのも、あるいは死んだふりをするのも愚策であると伺いました。山菜採りなどは、明け方夕方の時間帯を避けて(彼らの活動時間帯だそうです)、鈴や携帯ラジオなどで一定の音をするものを身につけて複数人で行うのが良いようです。京丹後市のウェブサイトに情報が載せられていましたのでご参考まで。

ツキノワグマにご注意ください(京丹後市HP)

キャンプなどをする人が増えており、ちょっとした残飯や、焚き火に入れて燃やされた食品の包み紙などが彼らを誘引することがあるようです。嗅覚は犬の十倍以上とも言われています。どうせ土に還るんだから少しくらい大丈夫・・・と思うのではなく、野外活動の際に発生するゴミはひとつ残らず持ち帰ることも大事なことかなと思いました。