9月1日 水曜日

長月です。昨日はワクチン接種に関する少しざんねんな発表がありました。厚生労働大臣の記者会見で、いよいよかと思われていた子宮頸がんワクチンの積極的勧奨の再開が延期されたとのことです。国の定める定期接種という位置づけながら、今は積極的に勧めていませんという中途半端な状況が続くことになります。一時期懸念されていた子宮頸がんワクチンの副反応について、薬剤による有害事象はほぼ否定的な結論となってはいるのですが、なかなか制度は思い腰を上げる形で変更になっていないのが実情です。とはいうものの昨年頃から当院でも少しずつ接種を希望するかたが増えてきています。希望者には順調に接種しています。高一の方は今月中に第一回目の接種を・・・特例でも、少なくとも11月中にはしておかないと全てが定期接種で(無償で)行うことができません。ぜひご一考を。私のスタンスは・・・「母・・・あんた、注射しに行くで、早よおいで」「娘・・・え〜なんの注射?痛いの嫌やわ〜渋々」のパターンにはすぐに接種せず、「母・・・将来ガンにならなくなるワクチンがあるらしいで」「娘・・・え〜何それ? ふ〜ん、私もやろうかな」という状態になってから「前向きな接種」をお勧めしています。