10月7日 木曜日

早朝は暖房を入れてみました。ちょっと寒く感じたものですから・・・早すぎるかな。

さて、”しんさつ”と私が申しますと、診察と思われるでしょうけど、今日は新札のほうの話題です。新しいデザインが決まっているのはご存知かと思います。千円札は北里柴三郎、五千円札は津田梅子、一万円札は渋沢栄一の肖像が用いられるそうです。それでは現在のデザインは・・・?と問われると、すぐに出てこなかったですね。夏目漱石と、新渡戸稲造と福沢諭吉と答えてしまいましたが、正答率33.3%!毎日見ているものでも(毎日ではないか)、それくらいの認識と記憶なのですね。ま、最近はキャッシュレス決済をする機会が増えていますので、お札を見る回数はかなり減りましたが。そもそも紙切れ一枚にそれほどの価値があるのは何故なのか?という問いにきちんと答えられる人はそうおられないのではないかと思います。「一万円札が一万円として通用するのは、みんなが一万円だと思って流通させているからだ」というトンチのような説明を受けたことがあるのは皆さん一度ではないと思います。さてその説明は果たして本当なのでしょうか?そういうそもそもの議論は貨幣論という分野だそうですが、意外と経済学の講義でも蔑ろになっているのだという指摘をする学者さんもおられます。銀行とは・・・預金者からお金を預かり、集まった資金を元手に必要な人にお金を貸している・・・という説明も誤りだということのようです。しんさつという言葉を思いついて、お話は横道にそれて行ってしまいました・・・これ以上は短時間に書けないのでまたの機会にゆっくりと。ご興味のある方は・・・英国イングランド銀行発のこちらの論文を→どうぞ

 

 

 

ところで、二千円札のデザインは発表されていないようですね。どうなるのか・・不遇なこの紙幣。