5月25日 木曜日

昨日今日とあさがひんやりしています。今朝は13度の表示でした。冬は10度超えているとなんとなくホッとしたのですが。慣れというのは恐ろしいものです。今は10度前半を見ると”さむっ”ってなります。恐ろしい反面、一方では慣れは心に安心をもたらしてくれる時もありますし、慣れが駆動力となる場合もあります。慣性の法則は中学生で履修する物理の法則でしたか。乗用車を運転しているときにしょっちゅう体験するものです。診察する時にも慣性が働いているなと思うことがよくあります。その場合はあまり良くない結果をもたらすことが多いと思います。前の患者さんとの会話が次の方に影響する場合とか、前の患者さんの症状や臨床診断にその後の方についての思考が引きずられてしまうこともあります。よく似たコモンな症状の方が続くと初見で診断をつけてしまってよく考えれば見出せたかもしれないわずかな兆候を見逃してしまうこともあり得ると考えています。なので・・・お一方診察をした時には、頭を一旦中立にして気分を一新してから次の方との対話に臨まなくてはなりません。これは言うよりも遥かに困難なことなのですけど。1日の始まりも昨日の出来事をひきずらないようにしていきたいと思います。日常生活の中でも後悔とか失敗と思うことを過度に持ち越しすぎないのがストレスを避ける意味でも大事なことのような気がしています。