8月23日 日曜日

なんでそれ・・・?と思われたかたすみません。星野源さんとか荻上チキさんお勧めの書籍を読んだからなんですけど、コレ。『ブエノス・ディアス 外国人が生きるもうひとつの日本』 今では技能実習生という立場で、外国から来られる人が、特定の職能・技能を身に着けるために日本に一定期間滞在することを許可されています。去年でしたか?いわゆる入管法の改正で国会が揺れていたことがありましたね。これまでには低賃金労働力として利用する企業側の思惑もあり、そこに査証を持たない非正規滞在者が増加した歴史があります。いわば双方が持ちつ持たれつの関係でもって成立していた状況に、米国で発生したテロなどで不法滞在を取り締まるべきという空気が醸成されたこともあり、法務省は一斉取り締まりの方向に舵を切ることになったことは想像に難くないわけです。安い時給で雇うことができる、いわば使える制度であった技能実習制度ですが、母国が抱える様々な問題を背景に国外にその解決を求めてやってくる外国人という問題は何も日本に限ったものではありませんね。いろいろな法制度の隙を縫って入国する彼らが、現地で避けられるブルシットジョブ(これグレーバーの本来の定義とちがうな・・)を引き受けて、企業と彼ら双方がウィンウィンとなっていたのでしょう。彼らは働くロボットではないので、当然生活を営み定着していくわけです。本来それらの滞在者については、管轄の法務省の裁量で、強制的に本国に送還する処置をとるのか、特赦として日本での籍を認めるのか決められることになっていると聞きます。かれら不法滞在者の引き起こす凶悪な犯罪が増加しているという報道もあってか、強制送還を主張する空気が社会に広がっていると思います。初めに紹介した(紹介された)書物は、そんなかれらそれぞれに身に起きた事件が綴られたものです。入管法がどうだとか、特定技能実習生がどうだとか主張するつもりはなくって、純粋に読み物として、事件簿として、「こんなことがあるのか~ 知らなかったな~」という感想しかないです。ミステリーでも読むような感覚でも楽しむことができます(楽しむ・・という表現はちょっと違うけど)。

話は変わりますが・・・ブルーピリオドという作品でマンガ大賞を受賞された(3位でした‥すみません)山口つばささんのYouTubeチャンネルが好きで時々見ています。最新のものは、アリとキリギリスの寓話を題材に、プロとノンプロの漫画家に決めたセリフで短編漫画をかいてもらうという試みでした。なかなか面白いのでご興味があればぜひご覧ください。

日曜日ですね・・・みなさん良い一日を!

ちなみに今日はこんなライブ配信がありますよ ↓  #やさしい医療 SNS医療のカタチ

https://youtu.be/MgElxDhfcKQ