12月9日 水曜日 快晴

移住者が増えているらしい。都会→田舎っていう構図のようだ。以前は移住者のプロファイルを調べると単身男性がほとんどであったらしいのだが、現在では家族ぐるみでっていうのが増えているらしい。将来、消滅する可能性のある都市っていうのが調査公表されていたが、実際にはそんな青写真はぜんぜん違うことになっているのかもしれない。人口減少市町村で高齢化先進地域である私たちも他人事ではありませんね・・・これ。この話題、とうとうNHKのクローズアップ現代でも取りあげられていました。この話、色々な因子が詰まっていると思うのです。単純に都会での暮らしにくさと田舎の暮らし易さの対比みたいな話だけに収斂するのではなくって、個人個人のライフスタイルや、生きがいとは何かみたいな哲学的な問いであったり、地域おこしとか都会-地域間格差の問題だったり、人口などの地政学的な矛盾や大きな括りとしての経済など、モロモロの事が詰まっているのではないだろうか。で、最終的にかたちとして現れてくるのは、半透膜を境にした濃度の異なる溶質と溶媒の混合物が時間とともに均質な混ざり合いになってくるような現象の如く、いま人口移動が起こっているような気がする。

 

 

パン屋さんを興しに移住されている方や、地方の農村に紛れ込んでネット関連の事業を行っている会社など・・・いろいろなやり方があるものですね。お国に頼らなくても、やってる人はやってるのだな・・・生き方再発見ってやつ。もちろんそんなに簡単な事ではないと思うのですが。