京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

ウイルスは法律なんて知らない

1月19日 木曜日

ちょっとだけ取り急ぎ・・・

4月から待望の?5類になるのだというニュースをみました。色々謎があるのですが・・・以下産経新聞の18日ウェブ版より引用です。

〜引用開始

新型コロナは現在、感染症法上の1~5類の分類とは別に危険度が2番目に高い2類相当の「新型インフルエンザ等感染症」に規定され、2類の結核よりも厳しい対策が取られている。分類変更に法改正は必要ない。

医療費や入院費は、全額公費負担だが、5類になればこうした措置の法的根拠がなくなり、一部自己負担となる。政府は、経過措置として当面の間は公費負担を継続し、段階を踏みながら通常の保険診療に移す方針だ。また、発熱患者を受け入れた医療機関に対する診療報酬の加算も段階的に縮小する。

発熱症状が出た場合には、発熱外来に限らず、一般の病院や診療所でも診察が可能になるほか、感染者に求められる原則7日間の療養期間、濃厚接触者に求められる原則5日間の待機期間も不要となる。

マスク着用を巡っては、政府は昨年5月、新型コロナの基本的対処方針を見直し、屋外では会話をしなければ原則不要とする一方、屋内では一定の距離が確保でき、会話をほとんどしない場合を除きマスク着用を奨励している

〜引用終わり

発熱外来にかぎらず一般の病院でも診察が可能になるのか・・・? 私はすぐにはそうはならないのではないかと思います。むしろ今までは発熱外来を標榜しているので義務感もあり、目一杯頑張ってきている病院が多いと思いますが、それがなくなると、医療機関の逼迫度によっては、診察を断らざるを得ないケースが増える可能性すらあると思います。法律の縛りがあるから今まで診療できなかった・・というわけではなくて、感染対策が物理的に取れないので、発熱外来の名乗りをあげられなかった病院が多いので、そこにテコ入れせずして、対応可能な医療機関は増えないと思います。マスク着用については、分類が変わったから屋内マスクを原則不要とする・・・みたいな発表の仕方は、むしろ多くの人をミスリードする危険性すらあるのではないでしょうか。発熱などの症状が見られない陽性の方は確かに増えています。この機にマスク着用が疎かになると、むしろ感染拡大を助長してしまいかねません。私自身は、軽症陽性者が増えた現状を踏まえてむしろ、診療の時に着用するマスクをN95タイプという、より防御の高いものに変えました。公費負担は継続するとのことなので、患者さんの受診数は減らないでしょうから、軽症陽性者が増加するが、対応医療機関はそれに比して増えないため、医療の逼迫はより一層拡大する可能性すらあるのではないかと危惧しています。杞憂に終わることを願いますが・・・。

それではみなさん、これから数日寒さが厳しくなるようですので、どうぞお身体気をつけてお過ごしくださいね!

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