6月26日 月曜日

毎朝1日の始まりに行うこと、それは路頭に迷っているカエル君たちの誘導である。クリニック裏の田んぼから飛び出してきたカエルは駐車場で前後不明になり、立ち往生しているのである。皮膚も乾燥して、かなりぐったりしている者達を田んぼにうまく誘導してやるのだ。まだ体力に余力の残っている者は、かなりの跳躍力を見せるのだが、中には瀕死の重傷者達も存在する。ところでカエルって、自分の体調の10倍ほどの長さも飛び越えるのだけれど、大きな体のやつは、2,3回の跳躍で、しばらく力を失うようだ。そして、数秒間のちに再び大きく跳躍する。おそらく筋力が回復するのだろうが、その回復力たるやかなりのものである。カエルの筋肉を研究すると走り幅跳びの選手の記録向上に役に立ちはしないだろうか・・・。なんて、もう研究されてるだろうな。

そうそう、東京でのお勉強のご報告でした。医学書院っていう出版社の主催する教育セミナーに行ってきたのであります。講師の先生方は名だたる総合診療の名医ばかりです。今までに行ったことのあるセミナーとか講演会とは違って、講師に大学教授は一人もおられませんでしたし、ネクタイをしている人が誰一人おられませんでしたね。フランク、風通しが良い、偉いのに低姿勢・・っていう先生方ばかりで、楽しかった。それにしても、自分自身の診察(特に身体所見の取り方)について、深〜く考えさせられた1日であった。すぐにその気になる私は、早速今まで見向きもしたことのない身体診察の教科書を(サパイラです)をポチるのであった。 

右奥でお辞儀をされているのは山中先生です

闘魂!の徳田先生の講義がこれです。日帰りで慌しくって全くゆっくりとできなかったけれど、濃厚で有意義な1日でした。有意義だったもう一つの理由はまた明日!