物事にはグラデーションというものがある。グラデーションというのは、徐々に変わっていくということである。気づけば変わってたじゃん・・ということなのかもしれない。例えばですね、1年前のこのブログの記録を見てみて、おお・・変わってるなと思うこともあれば、あれ?全然変わってないぞ・・ということもあるわけでして。マイクロソフトのオフィスとかっていうソフトウエアをお持ちの方がおられたら、試しに開いてみてくださいな・・フォントの色を選択する画面。グラデーションっていうのがあって、各々の色をきっちりと指定する画面があれば、なんだか連続的に色の変わっていくような円形のもので、大体この辺り!ってクリックして色を指定するものとか、色々あると思うのですよね。何が言いたいのかっていうことなのですけど・・・ちょっと忘れてしまいました。自分では気づかないうちに、何となく変わっていたな・・っていうこととかがあるのじゃないかなっていうことなのです。私にとっては、やっぱし毎日の診察手順だったり、診断への筋道だったり。毎日多くの患者さんに会っていると、何となくこれは(瞬間的に)この病気だな!とか、この病原菌だな!っていうひらめきが生じる瞬間ってあるのですよね(ま、それがその通りだったり、そうではなかったりするのですけれど・・泣)。そういう思考回路は何となく、自然に、無意識のうちに・・自分の中に備わってくるのものなのであります。もちろん、それを裏付けるための知識のアップデートは日々怠ってはなりませぬ!!!(でも・・ホントにすごい人達は、それを言語化できて、世間に発表できる人々なのであります)。

数日前に撮った晴天のクリニック周辺の写真です。あんまり好天だったので、もいっかいアップしてみましょ・・。何となく端っこに写っているバスが、ええ塩梅でしょ?

そういえば・・・世の中、グラデュアルに変えていこうよ・・というのが保守主義というものであるってむか〜しむかしに教わったなと思っていたのですが、東工大の中島岳志先生がそうおっしゃっていたビデオクリップを最近見まして・・・う〜む、今の世間的な文脈の保守ってものは、それと似ても似つかぬものに成り果てているな・・・って思ったわけでゴザリマスル。