8月24日 火曜日

朝コンビニに立ち寄った際、出入り口近くの棚に挿してある新聞の見出しが目に止まりました。医学部入学に救急・感染症科の進路枠を設置するというものです。まあ実を結ぶのは到底現在のコロナ禍に間に合うものとは思えないですが、考えはわかります。本来そういうものはもう少し落ち着いた時点で、全体的な制度の中でゆっくりと議論して決めるものではないかなとも感じますが、それだけ事態が切迫しているということなのでしょうか。感染症だけではなく、遺伝性疾患、難病、緩和医療、終末期医療などなど・・・考えないといけない分野は数多くあります。短期的視野ではなく、今後10年以上の視野での制度設計が必要なのですが、どうもそういうの私たちは苦手ですね。経済政策が向こう四半期しか見通していないということもしばしば囁かれるセリフです。まして選挙が数ヶ月以内にあるとどうしても・・・。一方で、今朝のSNSのタイムラインは、フォローしている方達が医療関係者がほとんどであることもあって、「患者受け入れ拒否の場合には病院名を公表して・・・」のニュースで埋め尽くされています。ほぼ全てが批判的な意見です。何よりこのやり方が嫌だなと思うのは、公表するということで、あとは利用者である市民の方達からの裁きを受けなさいというメッセージが見え隠れするところでしょうか。制裁を与えるのであれば、そのように立法して、それに則って裁くという立て付けにしてもらったほうが、わざわざ私たちの中に不要な分断を産まなくて良いのではないのかな・・・。色々と心の晴れないニュースや情報などが多いので、今日は寝るまでデジタル画面を見ずに過ごそうかなと考えています。ただ目の前にある、自分に課せられたことだけをこなす1日にしたいと思います。それでは今日も穏やかなものとなりますように・・・