9月23日 火曜日 快晴

雲一つない日というのはこういう日の事を言うのであろう。朝起きて、自転車で街を駆けたが、気持ち良い事この上ない。家の近くの球技場では、朝の早い時間にすでに歓声が起こっている。私といえば、仕事関連の雑用で書類運びをしていただけなのだがそれでも何となく心が軽やかな感じがするものであった。最近の読書は小説モードからノンフィクションモードに切り替わっているため、小生のメンターの先生方の著作を寝っ転がりながらつまみ読みをしているような感じ。路地裏資本主義とか、弱さの思想とか・・・相変わらず時代に逆行しているな。合間に”小さいおうち”・・これは映画化されているから皆さんご存知だろう。つい最近までは、尊敬していた先輩と、まったく正反対のイデオロギーであった事がわかったり、ちいさなことでショックをいちいち受けていたのだが、人生せいぜいあと40年(あるのかな??)、つまらぬことだと思うようになった。あれこれ考えたところで、地球は回り続けるのである。

k-b

クエンティンタランティーノが言っていたひとこと。「ほとんどの映画が35ミリで上映されなくなったって事は、我々が闘いに負けたという事だ。デジタル映写なんて皆で巨大なテレビを見ているようなものである。皆はそれでも良いのかもしれないが、映画はもう既に死んでいるのだ。」私たちの業界では・・紙カルテはもうすでに死んでいるのだ。白衣に刺した万年筆など、もう何の役にも立たぬ・・・