12月9日 日曜日

山のほうは30センチ積もったらしいですね。この辺りは雨でしたが。午前中は毎日少しづつ読み進めていた辻村深月さんの凍りのくじらを読了。午後は公民館で上映されていた映画「ケアニン」を鑑賞しました。それからお外で色々お仕事をしてから(雨に濡れました・・・)おうちで念願のスリービルボードを鑑賞。小説と映画三昧の一日・・・理想的やな、我ながら。今のところ辻村さんの作品は読後感として良い感覚を残すものばかりです。よし!・・また自分も頑張らんと・・って言う感じ。いつものことながら、始めの部分とかを何度も読み返しながら「この人ってどういう繋がりやったかな?」とか、すぐ忘れてしまうんですよね。で、彼女の作品って書き出しにその後を読み進めるヒントのような文節や章や、キーワードのようなものがあるのでそれも時々読み返しながら進めます。そして最後にその意味が回収されて行くっていう・・・。ケアニンのほうは、今やっているお仕事と重なるテーマですので、”something in my backyard”のはずなのですが、自分の立場よりはむしろ同業他職種の方の目線から描かれていたので、思わぬ気付きの連続でした。それから最後にスリービルボードです。最後は観る側に答えを委ねられるタイプの映画なのですけど、アメリカ中西部の都市にありがちな人種やマイノリティーへの問題を含んだ内容です。少し前の戦争についてもちょっと皮肉が込められてるなと感じる部分もあったりします。突如掲げられた三枚の看板が小さな町に引き起こす事件を描いたストーリー・・・例によって2回観たのですけど、1回めはよくわからないことだらけだった。私の頭の中って、これはこうあるべきっていう既成概念のようなものが邪魔をするのです(自分にしかわからないだろうこの感覚・・)。取り除きたいな・・・このお邪魔虫クン。