9月13日 火曜日

朝夕は比較的過ごしやすい気温になってきたようです。ポストを開けると後期高齢者の健康保険に関連する分厚い封筒が入っていました。10月から一定以上の所得の方にかかる医療費の窓口負担割合が変更となります。

いわゆる2025年問題と称される、団塊の世代が後期高齢者となる時代に発生すると予測される種々の問題があります。医療費はその最右翼としてあげられているわけですね。増えていく世代間での負担率の差を均てん化するための方策なのでしょう。実際に人口統計はかなりの精度で将来が予測できるわけですので、そこから逆算して制度設計を行なっていくのはさほど難しい話ではないのだと思います。まあ今回の改正は必要なことなのだと思います。7波がおさまりつつあるこの時期に少し厚労省の白書などを斜め読みしてみましたけど、かなり詳細な将来予測とそれに基づく対応を考えていることが分かります。マイナンバーカードでの保険認証だってそうです。マスコミでは顔認証とかなんとかポイントとかばかりが宣伝されていますが、その本質は異なるところにあるわけですので、理を尽くしてマイナンバーの利点をもっと国民に訴えかけてはどうかと感じますね。まあそれは政治家の仕事なのかもしれませんけど。私たち医療従事者だってそれなりに環境が整えられていくのは悪い話ではない筈です。本気の将来設計を考えてくれている各省庁の方達の働きがいを確保できるようにしていくべきだと思いました。政治家の尻拭いとか、本来あるべき統計や資料を蔑ろにするようなことをさせられたり・・・若い志ある方達が多く離職されるのだとも聞いています。本当の国の危機は将来起こるかもしれない地震災害と人口減少から派生する問題と、衰退する経済や資本の体力の低下にあると・・・今週末のおべんきょうで再認識しました。なかなかむずかしいけど向き合って行かないといけないですよね。ま、今日も一日自分のできることを精一杯やるだけです。皆さんも良い1日をお過ごしください!