3月27日 金曜日

数年前までは雇用される側でしたが、今は人を雇用する立場となって、今回の感染症騒動がまた違って見えているように思います。事業を経営している方や、フリーランスの方々の不安はいかばかりかと思います。少し前にフリーランスとフリーターを間違えて議論している評論家がおられたようですが、フリーターとフリーランスは似て全く非なるものですね。フリーターは正規雇用ではないものの、派遣会社との雇用契約で守られている訳です。フリーランスは自分で単発の仕事ごとに契約を結びますから守られる度合いがグッと低くなります。いわば自己責任の割合が高くなるのです。現在の状況を考えると・・・個人事業主の方達は、売り上げが激減している最中に消費税を納める時期が近づいており、一方で雇用者への手当も続けないといけないと言うまさに火の車状態なのではないかと思います。消費税を一定期間猶予されることが如何に大きなことであるのか、実感としてわかる気がします。いくら無担保融資がしやすかったり、利払いを猶予しますとか言われても、所詮借金は借金ですので大きな心の安らぎにはなりません。しかも、この低い売り上げ状態がいつまで続くか先が見えない現状なのですからね。ま、企業や法人はこういった事態に備えて内部留保を十分に確保しておけということなのでしょうが、小規模事業者には、今までの長引く消費不況で内部留保の確保自体がナンセンスであった訳ですから、そこは酷な注文でありましょう。限られたキャッシュフローで、この困難な状況を回していかないといけない方々の苦悩が不幸の連鎖を招かないことを祈ります。そういうの、今でこそわかる今日この頃の小生であります・・・。