6月5日 月曜日

新しい週の始まりです。今日から近隣病院で研修中の2年目の研修医の先生をお迎えすることになっています。病院という枠組みではない、診療所での地域医療の実践を学んでいただくという前提です。そう聞くと、私が講師役で研修医が受け手という認識を持たれるかと思いますが、実際には私自身も研修医の先生から教えていただく部分が少なからずあります。病院の第一線で働いておられるわけですから、最新の医学的知識は豊富に有しておられますし、いつもお世話になっている病院のことについてもお聞きできれば今後の診療に活かすこともできるでしょう。何よりも自分のプラクティスを同業の他人にウォッチされるということが自分自身の診療の妥当性を担保する上で、貴重な経験であると考えています。一言で言うと、下手なことはできないというプレッシャーでしょうか。普段のインタビューなどで理想論をぶっていても、井の中の蛙になってしまっては元も子もありませんからね。狭い院内なので窮屈にはなるのですが、それもこれも自分のためでもあると思って、今日から楽しく診療を共に行いたいと考えています。もちろん当院にご受診される方は私の診療を望んで来院されるわけですので、実際に臨床実践をして頂くのは難しいですけど、有意義な見学となることを期待しているところです。