12月22日 火曜日

昨日は冬至でした。とにかくこれからは1日1日、日が長くなっていくのですね。そう考えるとなんとなく嬉しい感じもします。昨日はワクチンの話題でしたが、外来で患者さん幾人かに問うてみたところ、ほぼ100%が慎重派という回答でした。まあ予想通りというところでしょうか。3月ころまでにはそれぞれの人がある程度の意向を固めておく必要がありそうです。昨日は来年度予算案が閣議決定されていました。総額過去最大となる106兆円だそうです。医療介護の分野においては、一様に自己負担額の引き上げ方向のようです。税収は予算の半分をすこし超える57兆円で、のこりは新規国債ということになります。国の借金は国民の債権であるから国としては一律単純に負債と考えなくても良いのだ、という理論もあるようですが、まあ半分はやや不安定な収入でまかなわれるというのは事実ですね。今回の感染症で、医療費の切り詰め、効率化一辺倒の方針では有事の際に脆弱であるということが明らかになっています。今後財政健全化と十分な医療・福祉の確保という点がより一層クローズアップされていきそうな感じです。