10月14日 水曜日

気温は徐々に下がってきており、太陽も早く沈むようになってきている。病院の看板のライトのタイマーをうっかりしていると忘れてしまって、必要な時には点灯せずに、だ〜れもいなくなってから煌煌と・・という状況になっていたり。細かな事が日々色々あるわけです。

大分前に”介護離職ゼロ”という謳い文句を耳にしたのですが、てっきり厳しい環境で働いておられる介護職からの離職者ゼロ、を言っているのかと思いきや、そうではなく身内の方の介護の為に職を手放す事をなくしましょう・・というスローガンなのでした。ま、どちらの側面も非常に重要で困難な課題ではあるのですが。で、トクヨウ・・・徳用でもなく特用でもなく特養、特別養護老人ホームですね。待機ゼロを目指して施設を増やしていくという事なのですが、それが果たして物事の解決に結びつくのかどうか・・複雑に思っている関係者は多いと思いますね。「要介護者の受け皿」なんていう表現をされると、その表現自体が如何なものかなとやや不快な気持ちになります。待機児童ゼロと待機老人ゼロは似て非なるものがあります。説明するの難しいんですけれど・・。

 

 

 

アメリカ大統領選ウオッチャーからのレポート第2弾デス・・ 彗星の如く現れたドナルドトランプ様が突然下馬評を乱しているようですが、さすがにこれは当て馬なのではないかなと思っております。先日の民主党候補者討論会ではサンダースというかなり社民主義的政策論者の候補者が意外に受けが良かったりしているので、本命のヒラリーさんの主張もややそちらに引っ張られているのだとか・・。反貧困の格差社会是正などについての意見が世界では息を吹き返しているのだとか。小さな政府大好きUSAでさえそのようなのですから、イギリスやフランスではすでにそういった候補者が一定の評価を受けているそうですし。いずれにしてもそういった形で討論会が候補者の政策に影響を及ぼすという・・これぞ民主主義の親分国ならではの動きなのではないでしょうかね。すなわち世論が候補者の意見や政策を形作っていくという・・・。でもって、あとはバイデン副大統領が候補に名乗りを挙げるかどうかでヒラリー女史の運命やいかに!とまれ、マッチョなナショナリズムを主張するだけの為政者はすでに独裁国に残された遺産のような現代になりつつあるようです。自己責任で競争社会のトリクルダウンを待つようなことよりも、弱者を包摂していくような社会の方が魅力的だと思うんだけどな〜。その方がリスクもずっと少ないし(ハイリターンではない・・・確かに)、何よりも物事の筋目として正しいし美しいのではないだろうか。