7月17日 日曜日

今日から二つお休みです。なんとなく何か予定があったような気がするのですけど、たぶん特に何も予定のない連休のはずです。久しぶりにゆっくり過ごす日曜日でした。土曜日午後はオンラインのお勉強を2時間ばかり。千葉大学主催の診療カンファレンスでした。問診のOPQRSTはなかなかに有力な診断ツールです。確かに自分のアタマの中も今までそのような動きをしていたと思います。いつも感じることですけど、そういうことを言語化して意識すると全く違った地平が見えてきます。Onset:発症様式(どのように始まったのか?)Palliative & Provocation :寛解・増悪因子(何をすると良くなって、何をすると悪くなるのか)Quality & Quantity :性状と度合い(どのような性質でどの程度か?)Region & Radiation :部位と放散(どこが? どこへ?)Symptoms associated :随伴症状(付随する他の症状)Time course:時間経過 初診の患者さんが例えば「胸が痛い」という訴えで来院されたとします。その時に医師の頭の中はどのような点を重視して問診しているのか?ということです。突然発症する痛みとじわじわ来る痛みでは、前者のほうが緊急性の疾患の確率が高まったりします。深呼吸をするとより強くなるとか、体を横たえるとましになるとか。どこが痛くて、どこかに痛みがひろがっていくのか?。むかつきを伴う場合もあったり、痛みの経過がいったん収まって再度悪くなったり、徐々に悪くなる一方だったり、あるいはほぼ一定であったり。具合が悪くて病院を受診する際にはそのようなことをメモ書きしてから問診に答えられると良いかもしれません。なかなかしんどい時にはそこまで冷静に考えられないとは思いますがご参考までに・・・。週末穏やかな日となりますように。