5月7日 日曜日

連休も今日が最終日です。飛び飛びにお休みを頂きましたので、良い骨休めとなりました。明日からどんな日常が再開されるのでしょうか。職業柄、一番気になるのはやはりコロナでしょうかね。もう耳にタコができるくらい聞かされる「5類以降」ですが、明日からのお話になります。全数把握がなくなりますから、本日の感染者数・・はわからなくなります。感染後の法律に基づいた外出自粛要請も無くなることになります。感染者あるいは感染症疑いの方に対する医療費は公費負担がなくなりますので、一部治療薬剤に係る費用を除くと一律自己負担となります。重症化率が低くなったオミクロン株の流行であったり、ワクチンが行き渡ったことによる感染率の低下など、現状に至るまでにはいくつかの理論的背景があります。全国自治体の首長さん達へのアンケート調査では、以降のタイミングが遅すぎたという回答もあるようですが、やはりこういったテーマについてはまだ事実の確定していない状況下でのいわゆる前方視的な立場で物事を決めていかないといけないということを忘れてはいけないのだと思います。現状での変更ですら、のちに吉と出るのかそうではないのかまだ未確定なのです。同時に感じるのは、今までの制度ややり方、対応がどこがどのように良くて、どこが妥当ではなかったのか振り返ることが重要なのではないかということです。この点私たちが結構苦手とするところではないでしょうか。コロナでパンデミックが終了するわけではありません。インフルエンザだけでも、スペインかぜに始まって、香港かぜやまだ記憶に新しい新型インフルエンザなどがあります。エイズ、鳥インフルエンザ、SARS、狂牛病など世の中の人々を震撼させた新興感染症をあげるといくつもあります。今回のコロナについては、いくつも検証することがあって、今後の私たちにとって教えられることは少なからずあるはずです。医療政策のみにとどまらず、ワクチン論争などにみられるように、私たちの中で異なる意見を持つ人同士の対立も見せられてきました。立場の違う人たちとどうコミュニケーションを図り、どう付き合っていくのが良いのかを考え学ぶ機会も多かったのではないかと思います。災い転じて福となす方向に持っていくことができれば良いですね。それではお休み最終日、みなさん週明けに向けて体調を整えて、良い1日をお過ごしください。