9月25日 月曜日 晴れ

冷房を入れたり、暖房にしてみたり・・みたいなこの頃です。わかる人にはわかっていただけるのでしょうか・・この感覚。もう少し、窓を開けて過ごすことをできれば良いのですが、虫さんが入ってくるのが怖いので・・・これはおそらく、わかっていただける人は限られているのかと思います。

ええ、行って来ましたよ、映画。

是枝監督の最新作です。前情報は・・・なんかねえ〜っていう感想をお聞きしていたのですが、それはその通り!ほとんどの方は、モヤモヤした感じで映画館を後にすることになると思います。それをよしとするか否かの違いでこの映画の評価は分かれるだろうな・・・と思います。私は好意的に受け取りました。

(夫婦のどちらかが over fiftyですと・・・二人で行くとお安くなります)っていう制度に該当することが最近判明しました。こういう年齢で区切ったディスカウントの恩恵に預かるのは初体験でしたので、嬉しいようなそうでもないような・・ちょっと複雑な心境です。ちなみに、その制度に該当するのは小生の年齢ですので誤解なきように!!奥さんはもっと若いですからね・・・。

で、今回申し上げたかった映画の作品は本当はこれではなくって・・・近々公開されるという「エルネスト」という作品でした(もちろんこれはまだ公開前なのでまだ観ていません)。キューバ革命を率いたフィデル・カストロの盟友ゲバラのファーストネームを頂き、キューバを離れボリビアで革命運動を起こしたゲバラのゲリラ部隊の一人で、日系ボリビア人のフレディ・マエムラの物語だそうです。以前に読んだ本では、ボリビアでのゲリラ部隊は総勢十七名(だったかな?)!。これで数百名を投じられるボリビア政府軍に戦いを挑んでいたのでありますから・・。さらに、政府軍の背後には、当然社会主義の波を封じようとするアメリカはCIAがついていますので、今から思うとなんとも無謀な戦いに挑んだものだなあと思うわけです。ゲバラといえば、アルゼンチンに生まれて医学部で学び、チリやペルーを放浪するうちにマルクスに傾倒して行ったという・・これはモーターサイクルダイアリーズっていう映画(とあるMRさんに貸して頂きました)に描かれています。第二次世界大戦後には実は彼は日本にもやって来て、時の首相である池田勇人とも面会しているとか。彼のストーリを読んでいると、なんともしびれる語録がたくさん出て来ます。でも・・その最後はボリビアの奥地でたった17人の部隊で挑んだゲリラ戦でした。あっけない最後の描写にはなんとも言えないものがあります。そのあっけなさには、何となく近藤勇のそれとかぶるものがありますね・・・この感想は小生だけだと思いますけど(汗)。

とりあえず彼のボリビア時代のアウトラインに触れるには、この書物がオススメですね。もちろん出て来ますよ、エルネストことフレディ・マエムラ。彼はゲリラ戦でとらわれの身となり・・・