2月27日 木曜日

夕方には全国一斉の休校の要請のニュースがテレビで流されていました。今週火曜日朝の時点で、政府からの声明で、経済活動に影響するような行動制限の発表があるかもしれないなと考えていた小生にとっては・・・火曜日には肩透かし、今日は大外刈りを食らったような印象です。学校は今てんやわんやかもしれないですね、どうなってるんだ〜って電話をかけるのはちょっと待ってあげてくださいね。学校も困っていると思います。

ところで・・・ワイドショーでおそらくとりあげられているであろうコロナ検査(PCR・・・みなさんもう覚えましたね)についての話題です。ちょっと微熱が続いていて心配で・・っていう方を含めて軽症と思われる患者さんに一律に検査をするのは得策ではないと考えています。インフルエンザと同じように、検査では患者さんであっても陽性に出ないことがあるからです。なので、検査で陰性イコール病気ではなくてよかったという安心にはならないということです。万が一軽症で陽性と診断されても、特別な治療薬がない現状では安静療養という選択肢に変わりはないので、検査をしても結果は何も変わらないということになります。それでも・・・色々な反論はあろうかと思いますが、まずは重症の患者さんに対して、医療機関(特に基幹病院のような高次医療機関)が全力を注ぐことができるような環境整備を優先することが最重要であると思います。武漢はなぜあのような悲惨な状況になったのか?決して医療水準が劣悪だったからではないと思います。パニックになって、一斉に患者さんが医療機関に押し寄せて、医療従事者の安全も担保されないままに従事者は一生懸命頑張った果てに自分たちも感染したり、病棟がパンクしてしまって誰もどうすることもできなくなったのだと思います。それを再現してはならないです。小生が一番心配しているのはそこです。同時に行政にはより一層の情報公開(とらんすぺあれんしー)を要求したいと思います。由らしむべし、知らしむべからずでは今の時代通用しません。学校休校が良いと判断した根拠と過程はしっかりと公表されて然るべきかと思います!あと各自治体の情勢ももう少し詳しく発表された方が良いと思います。ハー・・・またまたこの話題になってしまった。