1月28日 月曜日 朝は雪 その後曇り

太陽の力ってすごいですね・・・。ものの十数分、日光が雪溜まりを照らしてくれるとあっという間に雪の固まりが融けてしまいます。私たちが行う雪すかしのエネルギーに換算するとえらいことだなあと実感されます(エネルギー保存の法則?)。いやいや、それとは全く関係ないのですが、外来をしていますと、患者さんとの会話の中でいろいろとご家族のお話が出てくるわけであります。あまりこれを根掘り葉掘り伺うわけにはいかないぞと思いながらも話が続くうちに・・・ん?どうやらご主人も患者さんで診ている方?なんて思う場面も増えて参りました。それがわかったところでどうというわけではないのですが、一人の患者さんを診るにつけても、いろいろなバックグラウンドを頭に入れながら進めていくのは非常に大切な事であります。かかりつけ医・・という言葉の意味っていろいろとあると思うのですが、『知っているということ』の意義はとても奥深いものがあるのではないかと思います。知っているためにはやはり継続的に関わりを持たないと難しいところはあるのですが、わずか数回の外来でもそういった関係性を築く事ができるように医師として接していかなくてはいけないなあと思う今日この頃です。そのためにはやはり、気軽にお話のできる存在であるべきなのでしょうね・・・。

Daibutsu

民意主導の政治・・・これほど人口に膾炙される表現はないのですが・・というかこの言葉を耳にする事はないという日はありません。これってすこし危険な気がするんですよね。結局、民意主導でやったのですが◯×▲でした・・というエクスキューズに使われる余地が残されているように思います。医師であれば、自分がこう思うからこうしましょう・・あるいはこうしませんか?ということを提案できる事が、自分自身の存在価値であると思うのです。政治家や評論家も然りで、民意、(あるいは)アンケートはこのような結果ですが、こうしませんか?という提案のできる人がもっとふえてくれると良いなと思います。