11月24日 火曜日 あめ

ファイザーとアラガンという製薬業界2社が合併したというニュ–ス。合わせて19兆円規模の事業統合という巨大マージである。アイルランドに籍を置くアラガン社が米企業のファイザーを買収する形になることで、法人税がより安くなる(アイルランドの12.5%に対してアメリカでは35%だとか)ことから、租税回避の合併ではないかという批判があるのだが、自社製品の特許切れなどにより、他者に業界首位を奪われたファイザー社の窮余の策であるという指摘もあるようだ。相手のアラガン社は主要製品が、ボトックスやヒアルロン酸、睫毛治療薬がそのラインナップでありいずれも日本では保険適応外医薬品となる。昨今話題となっているTPPでは薬品の特許期限についても議論がなされているようであるし、加えて保険外混合診療制度も我が国で始まる見通しのなかで、グローバル経済の行き着く先とも囁かれる租税回避手段の行使など、今回の合併は良きにつけ悪しきにつけ、現代を象徴するニュースであると思われる。

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でも件のお薬、ほんとに睫毛が伸びるようですよ。是非に・・と思われる方、ご相談下さい。