7月31日 金曜日

感染拡大の傾向を示す報道がなされています。地元保健所管内でも米軍基地内からの感染者が報告されています。それに関連して心無い噂の拡散で心を痛めておられる方がいると聞いております。感染者が利用されていたという誤情報に基づいて、民間経営の宿泊施設に対する誹謗中傷が拡がっているということだそうです。きちんと感染対策などにも留意して運営されていたようですし、今回の感染症との関連も特にないとのことで施設の代表の方は誤情報の拡大をやめて欲しいと訴えておられます。経営されているご夫婦やその子供さん達は、心無い噂で大変な心労を受けておられるようです。たとえ他人のつぶやきをリツイートするだけでも法的に責任が問われた判例もあることからもわかるように、デマの拡散については有罪と判断されることがありますので注意が必要です。人づてに聞くお話に安易に飛びついて信じて他人に伝達する前に、一呼吸置いてそれってほんとかな?って考えるようにしたいものです。健康ネタでも荒唐無稽なことを患者さんからお聞きすることがよくあります。何気ない会話から人は影響を受けやすいものですね。身近な人たちをターゲットにして、噂話の餌食にしてしまうことはやめて、もっと行政のやることに目を光らせましょう。私たちの託した一票が適切に暮らしを良くするために公正公平に履行されているのかということにこそ批判の矛先は向けられるべきです。上(っぽいもの)にはペコペコ、下には偉そうにする文化からそろそろ卒業する時ですゾ。

聞くと旅館の経営者は、当地を心から気に入ったということで移住して起業されたという方ではないですか。なんでそんな人たちに辛い思いをさせるようなことをしてしまうのでしょうか・・・悲しいです。

あ、それから昨日見たことないって書いたマスクですが・・・昨日の外来でとうとう一人目に出会いました。「それ、配布されたやつですか?」って尋ねたら、めっちゃ笑いながら「そう!これアベノマスクね」って教えてくれました。その後診察室は笑いの渦に・・・これも一つのマスクの効果やなと思い電子カルテに向かったとさ・・・(完)