2月6日 土曜日

何とな〜く感染症関連の話題が落ち着きを見せているように感じています。日本での患者数も減少傾向です。日々の診療からもこれは実感しています。この時期にワクチン接種が広がり、より安定した状況になることを心から祈っています。ゆめゆめキャンペーンを焦ってはなりませぬ・・・それはいつか来た道を繰り返してしまいますので、もうしばらくの辛抱が必要なように思います。インフルエンザは今も沈黙してくれています。手足口病やヘルパンギーナも患者数グラフは地を這うように少ない数で推移しているようです。これはコロナによる恩恵なのかもしれません。しかるにこのウイルス、しばしば指摘されているところですが、色々な人間社会の宿痾を炙り出してくれていますね。未だに存在する接待や口利きの悪習慣や、それに逆らえない政治家の方達、一方ではそれを利用せんとする民の側の問題、未だに未達成である男尊女卑社会の払底、パワハラに喘ぐ労働者たち・・・コロナ禍と言われる状況下でその存在が白日のもとに晒されたという事件や報道は、数え上げればキリがありません。まあでもそういった解決すべき課題というのは、まずは問題が浮き彫りになり、可視化されてからこその解決への道筋ということでもあるのでしょうから、これを吉兆と捉えて、より生きやすい社会へと変えていかなくてはなりませんね。国外へ目を転じると、ついこの間はミャンマーで国軍によるクーデターが起こり、民政の指導者たちが捕われの身になりました。むやみに暴力的な政権にはならないようにしようとする抑制は働いているようですが、まだまだ課題だらけの現状のようです。国連安保理も緊急の非難声明をとりまとめようとしているようですが、中国ロシアなどの反対もあってなかなか一筋縄ではいかないようです。中国ってもともと安保理事国ではあったのですが、その一声は本当に大きなウェイトを占めるようになったのだな〜って改めて実感させられます。私たちの国も、誰かさんの失言でその地位を貶めていてはなりません・・・

毎年2月は受診患者さんが少なくなる月です。この隙にちょっと色々なこと立て直したり、新たなこと考えたりしないとな〜

さてと、土曜日です!みなさん良い週末をお過ごしください ٩( ‘ω’ )و