6月12日 火曜日 曇りときどき晴れ?雨?

いくつか前の記事に、季節のうつろいに気をつけて・・などと書いたような気がするが、結局のところ今日の天気がどうであったのかやっぱりわからない。クリニックの半径100メートル以内から出る事のない生活である。

ニュースをつけると消費税や原発再稼働などで賑わっている。数年前の構造改革が声高に叫ばれていた時代のことをふと思い出した。地方の公共事業が日本経済のお荷物となっているという論調で、「イノシシしか走らない高速道路」などと揶揄された時代である。当時はなるほどふむふむ、という感じで納得していたような気がするが、気がつけば「地方」とされる地域に暮らしているではないか。これは他人事ではない・・。我らが京都縦貫道路は立派にたくさんの車が走ってはいるが、都会の高速道路とは比べる事はできないであろう。往復すると必ずと言っていい程road kill(かわいそうにペッチャンコになっている動物君達の事ですね)を目撃するものである。やはりイノシシだけとは言わないまでも、彼らも共に走っているのは間違いなさそうである。地方にとっては道路は生活の基盤であり、まさにライフラインそのものである。都市との輸送経路、産業誘致するための必要不可欠なインフラである。単純にそろばん計算だけで結論を出してもらっては困るなーというのが実感である。イノシシが走る道路が悪いのか、イノシシも住めないほどの町が褒められない存在なのか、よーく考えてみる必要がありそうである。相互扶助の良いバランス感覚を持つ事が非常に重要なのではないかな、なんてことを考える晩ご飯のひとときであった。