京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

タブレットに泣く

3月16日 土曜日

暖かくなってきて、いよいよ春が近く感じられるようになってきました。良いな〜と思いながら朝の仕事の準備をしていると、勤怠管理のタブレットからのデータ転送がクルクル回ったままになっています。そろそろデータ抽出してやることがあるんですけど・・と思いながら見てみると、データバックアップがストップしています。クラウドのメモリーへのアクセスができないようです→Webブラウザからクラウドにアクセスしてみると→ブラウザのバージョンが古いと仰います→アップデートしてみようとしましたところ→OSが古いのでできません→ならばとOSをアップデートしようとすると→このタブレットは古い機種なのでできませんと・・・イマココ 結局どうやらタブレットを更新しないといけないようですね。朝の貴重な1時間をゆうに使ってしまいました。これって、勤怠管理アプリの会社とウェブブラウザーとアップルの悪だくみちゃうんかいなとか憤ってしまいました。ヤレヤレ電気屋さん行かないと・・。不吉な空気の漂う週末ですが、皆さんは良い1日をお過ごしください。

よんでみた

3月15日 金曜日

ちょっと航海しながら海図を見失っていた感があったこの数ヶ月でした。色々と模索しながらも、遭難せずにやって来れたのですが、昔から気になっていたのをちょっと手に取ってよんでみたのです。「もしドラ」です。経営学の父と呼ばれる、ピーター・F・ドラッカーの1973年の著作である「マネジメント」という名著があるのです。それは、経営を行うものにとってマスト本と位置付けられているそうです。ずっと知ってはいたのですが、なんとなく自己啓発本のコーナーなどでみたこともあって、ちょっとなーと思っていたのです。同業の方の強い勧めもあって、今回はその原著ではなく、入門者のために岩崎夏海さんが描いてくださった「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」という小説仕立ての書物を読んでみたのです。腑に落ちることがいくつもあって、そこは原著をあたらないと、と思う今日この頃です。いかに、自分の考え方が甘かったのかということを思い知ることになりましたとさ・・・。それでは気を引き締めて、今日も良い一日になりますように。

 

マスク再考

3月14日 木曜日

今年は今までに経験しなかったこととして、インフルエンザや溶連菌の感染症が陽性と出る方の来院が長期間途絶えません。コロナ禍で3年間ほど、誰もがほぼ罹患しないという状況が続いていたことが、それぞれの疾患に対する免疫を低下させているのではないかと推測されているのですが、真相はよくわかりません。今までのシーズンでしたら、インフルエンザが流行しているとしても、長くても1ヶ月程度で収束した感が出てきていたのですが、今回はもうかれこれ3ヶ月は持続していると思います。職場や学校ではマスクの着用は個人の判断に委ねられているのだと思いますが、職員や従業員の方々にはできれば今一度お考えいただくべきではないかと考えているところです。流行状況に合わせて行動変容するのが、危険回避の要諦ですね。

 

ましん

3月12日 火曜日

近畿地方で麻疹の発生報告があったとの報道がありました。中東への渡航歴のある方のようです。麻疹(はしか)は空気感染と言って、罹患者と同じ空間に滞在するだけで感染する可能性がある疾患です。非常に感染力が強いとされています。同様の感染症は他に、結核、水ぼうそうなどがあります。現在小児期感染症ワクチンとして、1歳過ぎれば小学校入学前までに定期接種として合計2回の接種がスケジュールされています。過去2回のワクチンを済ませてさえいれば、ほぼ感染する可能性は低いとされています。母子手帳、この機会に確認されておくと良いですね。また、医療従事者としての入職を希望される際に、抗体検査などを実施される事業体も増えているようです。しばしば抗体価が低いために、就職まえに予防接種を実施するようになっているところもあるのですが、一応決まりに従って接種するのですが、理論上は過去に2回の予防接種歴が確認できれば安心して良いと思います。地域間での人の移動や、グローバルな人の往来が戻ってくると、コロナとは別に、またぞろ感染症が話題になるという状況です。

かゆい季節

3月9日 土曜日

さむい・・・。春などまだまだという気持ちになり落ち込みますね。昨日の夜は久しぶりにちょっとした会食がありました。出動の可能性もありましたのでノンあるです。さて・・先に書いたように春は遠く感じる状況ではありますが、着実に目の周りは痒くなってきていますね。2−3日おきにステロイドローションのお世話になっています。掻かないようにと思っていても、自然と手でゴシゴシしてしまっています。大事なのは保湿と適切な外用剤塗布です。巷では色々な対策本や商品が並んでいますが、少なからず背後にビジネスが潜んでいることがあります。要注意。情報の取捨選択って大事です。かたや高騰する医療費をなんとか抑えようとする公的機関と、一方でビジネスと繋げたい民間事業体との狭間で患者中心の医療という掛け声が虚しくこだましてるな〜と思うことがあります。先日ある政党が掲げていた医療政策提言の中に気になるものがありました。高額療養費制度の廃止というものです。現在は、一定額以上になった医療費に、収入額に応じた天井値を設けてそれ以上の部分を公的医療保険から支給を受けることができる仕組みになっています。いま仮に、70歳未満の平均的給与取得者が、1ヶ月に100万円の医療費を必要とする場合、自己負担額3割の30万円に対して、負担上限額である約87000円を差し引いた21万円分の還付を受けることができるということになっています。がんなどの難病で入院手術の治療を受けられる場合などには、大変大きな恩恵を受けることができる制度です。今年はじめに亡くなられた経済評論家の山崎元さんも、最後のご著書の中で、ご自身の経験をもとに、この制度がある限りはいわゆるがん保険などへの加入は不要なのではないかとも仰っておられますし、私もそれに同感しています。人は誰しも突然の病に見舞われる可能性があります。そんな時のために、保険の制度の中から扶助を受けることができるということに大きな意義があると思っています。先に紹介した某政党の提案の中で、この制度を廃止する根拠や、廃止した後の代替策が何なのか?詳しく見てみないとその妥当性を論じてはいけないのかもしれませんが、それほど暇でもないので多分やらないと思います。自分はその主張にはついていけないな〜って思っています。もちろん他人に同意を求めるつもりもないですし、考え方は人それぞれ。政党がどうだこうだという床屋政談に持ち込みたいわけでもありません。とりあえず自分にとっては守っていきたい大切な制度という位置付けであるというおはなしでした。さ、あと一日頑張りませう・・。寒いので、みなさん暖かくして良い週末をお過ごしください!

春はまだか

3月8日 金曜日

昨日はちょっと良いことがありました。季節も春に向かっています。他方、東京では今朝雪が・・・という知らせを受けたところですが、確かに今朝はこちらも寒いですね。産みの苦しみ・・もう少しで暖かいものが手に入ると信じているところです。意味がわかならなくなってしまいましたね。さて、今朝の朝刊斜め読みコーナーから。一面はつまらん。二面も三面も素通り。次めくると・・・むむむなニュースが載っていました。内容を書きたかったのですけど、ちょっと呼び出しがかかりましたので、またの機会にしたいと思います。外来診療では相変わらずインフルエンザ・COV ID-19・溶血性連鎖球菌などなど感染症関連の診断が1−2割を占めています。みなさまお気をつけてお過ごしください。

はんどーたい

3月7日 木曜日

コロナ禍で数年前に導入されたワクチン関連の入力システムが最近終焉を迎えました。マイナンバー保険証の云々の前に私たちが医療の中で実際にデータのクラウド化とかデジタルトランス・・・を実感し始めたのは、ほんの2−3年前だったような気もします。プラットフォームの終わり・・・ときいて、感慨深いものがあります。夜な夜な診療後にデータ打ち込みやってたな〜・・・(遠い目してます)。もちろん電子カルテが導入されたり、検査結果のデータのダウンロードなどは定着して久しいです(まだ実際には、無床診療所レベルでの電子カルテの普及率は半分に満たないようでもありますが)。しかし、昨今政府の推し進めている政策というのは、それを一歩もしくは二歩超えていこうという意気込みを感じています。そしてそれは好ましいことだと思っています。ただ、サイバーセキュリティが叫ばれる中で、やはりシステムそのものの抱えるリスクであったり、サーバーがなんらかの理由でダウンした時の無抵抗感、対応策の困難さは想像に難くないという不安も感じています。国民のプライバシーを含む基本情報が、マイクロソフトという外国の私企業の管理運営するOSの元に稼働する機械で運用されているというのは、よくよく考えると不思議な気もします。政府のサーバーも実際には外国企業の運営するところにあるわけでしょうし・・・。そこに一矢報いようとして、政府のお金を投入して支援しているのが、最近ストックプライス急上昇の某S社でしょうか。他方で、熊本に誘致され稼働したばかりの半導体企業誘致にも、経済安保やサプライチェーンの安定化といった名の下に、多くの(ほんとに多くの)財源が投入されています。公的補助金のありがたみは、当院も身にしみて感じているところですが、私企業にとってそれが行き過ぎたスポイルになってもよくないと思われます。ま、半導体だけは”別モノ”って感じですけどね。おそろしや・・・

すなへん

3月6日 水曜日

朝からお腹がゴロゴロしています。その上牛乳をぐいって飲んでしまったのでさらにゴロゴロしています。ちょっとまずかったかな・・・。今日のワードプレスのサイトへのログイン時の非BOT確認の4文字暗号が「すなへん」でした。ちょうど昨夜聞いていたポッドキャストのアンカーがすなへん繋がりの(?)砂鉄さんだったので、ちょっとした感動です。ひらがな46文字だとすると、実に4477456分の1の確率の言葉と毎朝出会うのですが、今日は意味ある4文字でした。何かいいことあるかしら・・・良い1日になるといいんですけどね〜

FLUとかCOVとかGASとか・・

3月4日 月曜日

今冬はインフルエンザと診断される患者さんが比較的長い期間ずっとみられています。A型の異なるサブタイプ、B型と2回−3回罹患される方もいらっしゃいます。おまけに溶連菌感染症が同時期に被ってきたりして、まことに厄介なシーズンです。学校での感染が家族に波及してというパターンが多いので、それはある程度仕方がないのかとも思いますが。子供さんたちの生活は、じゃれあったり、喧嘩したり、運動したり、屋内でゲームをしたりというのが楽しいのであって、いくらあの頃はインフルエンザなど一人もみなかったと言われても、2−3年前のような状況を再現するのが好ましいと思う方はほぼ居られないでしょう。家庭での生活はどうでしょうかね・・。お子さんたちの学校で発熱者が数名おられるようだ、自分のお家の子供さんもなんとなく鼻がグスグス・・となると、一応ピンときて、それなりの対策をとっておいても良いのではないかと思います。話をすれば理解できるという年齢になっておられれば、それほど苦労せず対応できるのではないでしょうか。まあ出過ぎたアドバイスになるのかもしれませんが、一家総倒れというケースを時々見てしまうものですから・・・。次のシーズンには、子供さん向けに鼻スプレーのインフルエンザワクチンも解禁となる見込みですので、少し期待を持ちつつ眺めてみたいと思っています。それでは今週も!みなさん良い1週間となりますように。

新しものになじめない・・・

3月3日 日曜日

朝からがぶ飲みOKの日曜日です。お店に立ち寄って買ってきたコーヒーのカップがヤバいやつでした(後ほど)。昔カルテを書く時代によく使っていた筆記具に「LAMY」の万年筆があるのですけど、三菱鉛筆さんがドイツのこの会社を取得されるのだとか。万年筆って使用頻度がかなり少なくなっているのですが、安価で書き心地よくって、カートリッジも簡単に扱えたので好きでしたね。使ってた黄色いのが新聞記事の写真に掲載されていました。今はタブレットにスタイラスペンでカキカキ・・・の時代ですからね。チビさんたちは2台の端末に、なんなら外部ディスプレイを接続して、グッドノートみたいなアプリを駆使して勉強されています。私はまだまだスタイラスペンがどこかになくなってしまったりするので、紙の本とメモ帳使ってますけど。

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