京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

うまく使って味方にしよう

3月1日 金曜日

雨の降る日が続きます。明日は部分的に雪マークのようです。春到来まであとひと山という感じなのでしょうか。月末月初は色々と書類仕事が溜まってしまいます。合間にニュースをみていて、おっと思ったのは「改正戸籍法」でしょうか。今日から施行される予定の法律のようです。今まで戸籍の証明書を交付してもらうのに、居住地と異なる遠くの本籍地に出向いたり、郵送をしたりする必要があった手続きが、最寄りの市町村窓口で交付を受けることができるようになるのだとか。まあちょっと遅すぎたくらいに思いますけどね。

先日も書きましたが、花粉症症状の方も先週あたりから増えてきています。点鼻薬の話題に触れていましたが、点鼻薬の使用でもう一つ大事なのは・・・噴霧器を当てる方向でしょうか。新型コロナの鼻腔ぬぐい液採取の方法でも同様なのですが、あの綿棒を自己検査で使用される時に多くの方は棒の先を天井方向に差し込むのではないかと思います。同様にスプレーの方向も頭のてっぺん(天井に向けて)に向けてプシュッとすることが多いかも知れません。正解は、後頭部の方向(水平方向ですね)真正面から顔を見ると顔に垂直に噴霧器をたてるような感じとなります。鼻腔は鼻のあなからそのまま水平に喉の奥に向かって通路があるのですね。外用剤が苦手な方の何割かは、その使用方法にあるのかも知れないなと最近思い始めています。飲み薬はどうしても効果に個人差があったり、眠気の副作用があったりしますので、外用剤をうまく使用して味方につけるのはとても有意義だと思います。処方箋を発行するだけではなく、使用の方法のTipsも紹介していければ良いかなと考えております。

分解してみたお話

2月27日 火曜日

先日日経新聞のウェブサイトに、鳴りモノ入りで発売開始となったアップル社のビジョンプロを分解して解析してみました・・という記事が掲載されていました。「分解する会社(そんなものがあるのですね)に依頼して話題のビジョンプロを分解して、主要部品についての製造企業を特定してみた〜・・・」みたいな動画になるのでしょうかね。実際には動画でまとめられているわけではないのですが。本体重量600gを超えるそうですが、実際に内部を調べてみると、約4割の部品が日本製であるようだとか。冷却ファンはニデック、いくつかある半導体にもキオクシアとかモニターにはソニーグループ傘下の会社のものが使用されていたりするそうです。原価はどうやら1200ドル程度だとのことで、原価率34%という数字を大きく感じるか、ほどほどなのか・・・。大手新聞社の記事というよりは、なんだかYouTubeばりの「ネタ記事」投稿のような雰囲気があって面白いなと思いました。さて話は変わりまして・・・もうすぐ3月ですが、いよいよ花粉症の本格的なシーズンとなります。鼻水ズルズル以外に、割と苦痛症状で多いものに「鼻詰まり」というものがあります。寝苦しかったり、睡眠中のいびきに繋がったりもします。一般のドラッグストアなどでも噴霧スプレーの外用剤が販売されています。中には鼻詰まりをスッキリ解消します・・と謳っているものがあり、実際に良い効果を発揮してくれます。こういう鼻詰まり対応のOTC外用剤には、「ナファゾリン」に代表されるような、血管収縮薬剤が含有されているものがあります。即効性があり使用感が良いので人気があると思います。ただし、このタイプの薬剤を2週間以上の長期にわたって連用すると、不可逆的な鼻粘膜肥厚につながる恐れがありますので要注意です。常に血管収縮効果を生じさせると、その後の反動で粘膜がかえって分厚くなってしまい、元に戻らない鼻詰まり症状を呈することが生ずる可能性があるというわけですね。ですので、使用はあくまでも短期間でお願いします。他方で、病院処方の外用剤はほとんどステロイド剤単独の成分のものですから、そういった副作用の心配はなく、安心して長期使用ができます。即効性のあるものは、ここぞというときに、適時短期間に使用して、普段は内服薬とステロイド外用剤を併用して症状コントロールを行うことが基本になります。では・・・

20世紀の謎

2月26日 月曜日

昔の出来事ですがまだ真偽のほどがわかっていないことって色々とあるかと思うのですが、最近知ったことがあります。「チョモランマ初登頂者が誰なのか?」公式には1953年のイギリスのエドモンド・ヒラリーとシェルパを務めたテンジンの二人が初登頂を成し遂げたのが定説になっています。しかし、これに先立つこと約30年、1924年にイギリス王立山岳会が中心となって組織した遠征隊の第3次隊のジョージ・マロリーとアンドリュー・アーヴィンの2名が8572mの地点から、頂上向けてアタックを開始した後に行方不明となっているそうです。1999年にマロリーの遺体がエベレストで発見されるのですが、彼の遺品に奥さんの写真がなかったことから(頂上を極めたら、写真を置いてくると言っていたそうです)、彼らが初登頂を成し遂げていたのではないかという説もまだ囁かれています。日本人では、初登頂の植村直己さんとか、80歳を超えて登頂された三浦雄一郎さんとか、女性で初登頂を果たした田部井さんなどが有名ですね。8870mあたりにある最後の難関である「ヒラリー・ステップ」は切り立った断崖で、体力を消耗した最終場面での難関と言われており、今ではロープが設置されており、クライマーがより安全に登攀できるようになっているのだとか。しかし今でもなお、初登頂者がもしかしてマロリーとアーヴィンなのか?という問いに対する明確な答えがないというのはなんともミステリアスであります。彼らが携行していたとされるコダックのカメラが発見されると、もしかすると歴史が変わるのかも知れませんね・・・。それには各国の思惑もあり、謎の解明は一筋縄には計画できにくいようです。ご興味ある方は「第三の極地(マーク・シノット著、古屋美登里訳 亜紀書房)」がオススメです。さて・・新しい週の始まりです。みなさん寒さに気をつけて、もう少しでやってくる春の到来を待ちましょう!

転売ビジネスとか

2月25日 日曜日

朝から冷たい雨の休日です。早起きしてお出かけしてみました。”M”・・今週2度目です。子供を連れてはいませんでしたが、Hッピーセットを再度注文しようかな〜と思ったところが、アレがなくなっていました😢 気を取り直して、ガッツリとたまごダブルマフィンとハッシュポテトを胃袋に詰め込んで帰って来ました。帰ってから少し調べてみると、色々と情報が流れてきました。発売翌日にはほぼ全ての店舗で品切れとなっていたのだとか・・。その後はやはり御多分に洩れず、1000円前後でネットで売られているようです。中には第2弾でリリースされる予定のものまでもが、法外な値で売られていたりするようですね。ほんとかどうか知りませんけど、どこから手に入れられるのでしょうかね。転売文化、極まれり・・・あんまりこういうものに加熱するのはいかがなものかなと考えさせられているところです。たまたまウチに来てくれた子たちを大切にすることにします。さてと・・・月末近いのでいくつかお仕事片付けるとしましょうかね。

一面トップ

2月24日 土曜日

さて、今週末の最大の一面見出しはこれでしたかね〜

私自身は、バブル崩壊と共に社会人になって、それから30余年が経ちました。この日の見出しはようやく長い間の谷間が解消した・・・みたいなグラフになっています。世の投資家さんたちにとっては、感慨もひとしお、なのでしょうけれど、さほど株と縁のない生活を送っているものにとってはへー・・・という感想でしかないですね。バブルが弾ける直前ほどの浮き足立っている感じは今はないですけど、かといって底堅い経済実感や景況感を伴うかと言われるとそうでもないような。デフレからインフレに転じ、賃金が上昇してくる実感を皆が感じるところまで行くには、まだまだという感じがしますね。とはいえ、私自身も経済の一端を担う事業所の責任者でもありますので、しっかりとした医業経営を行い、患者さんへの還元はもちろんのこと、世に還す気概を持って運営していかねばと考える良い機会となりました。

23日祝日です

2月23日 金曜日

今日は祝日ですのでお休みをいただいております。

今日からMのHッピーセットのプレゼントがあれになっておりますね。朝から早速行ってみました。

😀

変わる対応策

2月21日 水曜日

ご存知の方もおられるでしょうけれど、4月からコロナ感染症関連の公費負担が変わるようです。昨年10月にも改正があり、治療薬の自己負担額が所得に応じて数千円かかるようになりました。今回の決定は、それをさらに拡大する形で、基本的に全ての関連費用への公費支援が撤廃されることになるようです。診察、検査費用はもちろん、治療薬の費用についても1〜3割負担となるようです。入院対応を行う医療機関への支援も終了するようです。足元では感染者が増えている中での決定ですので、影響は少なくないと思います。ワクチンも自己負担が必要になりますので、コロナ対策・治療への自己負担額が上がるのは私たち全員にその影響が及ぶこととなります。震災関連のニュースなどもその傾向があると思うのですが、いわゆる喉元過ぎれば・・ということで、なんとなく対応できた、できつつある、あるいは無かったことと同じ感覚になるという現象って生じやすいですよね。もちろんそういったものへの対策は時間とお金がかかることなので、いつまでも同じテンションで継続できないというのはわかるのですが、一方では直接被害を被っている方達や、感染したら重症化することが懸念される基礎疾患を有する方もおられるわけですので、その辺りへの目配りを忘れてはならないなと再認識しているところです。検査や診療へのハードルが上がることになりますから、ウイルスにしたら、格好のつけ入る隙をもらうこととなります。感染機会は増えこそすれ、減っていくことが考えにくいですね。五類感染症になったのだから、それで良いというスタンスで私たち皆のコンセンサスが得られているのかどうか・・・日々の診療をしていると、そう安心していられないなという実感があります。引き続き私たち小さなクリニックは、感染対策へのある意味緊張感ある体制を継続することを余儀なくされるのだろうと腹を括っています。そしてそれは、そのほかの疾患での通院患者さんへの皺寄せを許容していただくということに他なりません。何か色々な対策を持続的に考え講じていかなくてはなりません・・・。それでは、昼からおそとの1日ですが、冷たい雨に負けないように頑張りたいと思います。皆さんも良い1日をお過ごしください!

ここにもDx化

2月19日 月曜日

2月も残り2週間を切ってしまいました。暖かい気温の数日です。昨日はEPARKなる予約システムを使って、近所のお寿司やさんに行ってきました。予約システムだと、入店して、発券し、着席するまで、店員に一度もアテンドされることなく終了しました。タブレットで注文したものは、シャーって走ってきますし、会計はタブレットで自動精算されて、退店時にキャッシュレス決済するという、完全無人クン運用でしたね。少しみないうちに大きくなっているよそ様のお子のように、すっかり様変わりしていました。デジタル化の波がひしひしと押し寄せていますし、飲食店経営の合理化が従業員雇用のスリム化と相まって来た感があります。多分そのうち握るのもロボットが担うようになってくるのでしょうかね。それから・・お皿カウントしておまけが出てくるやつは、やるかやらないのかの選択制になっていました。さいごに大事なとこ・・・税額上乗せでお値段がやや上がっていました。それでも外国から来ている人にしたら、超安いよね〜と、ウチの人。世界は回っている・・・。新しい週が始まります、みなさん良い1日をお過ごしください。

新コーナー

2月17日 土曜日

今日はちょっと特別な日です。何かは言えませんけどね。さて、「今週のコレ読め」のコーナーです〜(そんなコーナーあったのかい)。津村記久子さんの「サキの忘れ物」ついこの間大型店舗で面陳されていた文庫本です。誰にも気にされていないような存在の女子高校生の主人公がふと経験した出来事から、なんとなく自分の人生のドアを開けていくようなストーリーです。開いた先に何か華やかなことがあったわけではないのですけど、自分自身の見え方が変わっていくような。47ページの短編なのですが、いいなと思って続けて二巡目よんでしまいました。寝落ちしがちな人たち向けの程よいボリウムでもあります。別に大した大きな出来事があったわけでもなく、大きく人生が変わるわけでもないのですけど、それまでふわふわと周りに流されていた自分の生活が、なんとなく自分で決めていくことが増えていくようなものに変わる、小さな意思の芽生えていくような物語です。寒い日に閉じこもりつつちょっと読むのにちょうど良いなと思います。

思いがけないご褒美をいただきました😀

春遠からじ

2月16日 金曜日

朝いつもよりも少し遅めに外に出てみたのですが、ちょっとのことでかなりあたりは明るくなっていました。立春を過ぎて、昨日は関東で早めの春一番が吹いたそうです。寒暖の差が大きいのではありますが、確実に春が近くなってきているように感じられます。冬を越した五角形のムシが視界に入ってくるのはちょっと嫌なんですけど。まあヤツも命からがら寒い季節を克服したのか・・・と思うと、許せるような、そうでもないような。今年は異常に繁殖するのだけはやめてほしいですけど。虫が苦手な人にとっては手放しでは喜べない季節でもあります。最近クリニックで使用している電話のキャリアを変えたのですが、それ関連の会社の決算報告が昨日あったようです。なかなか苦戦されているようですが、経営者って大変ですね〜と思いながら、自分もその端くれであることに気づきました。今年は診療制度の大きく変わる年でもあります。ニュースでも時々ネットでのヘッドラインに流れていますので、目にされることも増えてくることだと思います。報じられているのは、ほんの一部分なので、「そこじゃないねんな〜」とか、「そこから先の話をしておいて欲しいな〜」とかも増えてくるんでしょうね。自分の理解と世間の誤解のズレにもやるせない気持ちとなる年となりそうです・・・。一陽来復・・・これからは色々なことがみんなにとって、上向きになって良いことがありますように。なんだかよくわからない週末に向けた独り言にお付き合いいただき申しわけございませんでした。それではみなさん良い1日を!

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