9月16日 日曜日 晴れ

台風の被害もさほどなかったようで、稲刈り作業もすすんでいるようです。久しぶりの日光を見たような気がします。あれほど暑かった夏もそろそろ終わりを告げようとしているようで季節は移り変わるものです。地域の検診の時期でもあります。国保特定健診の受診率が地域によって色々と格差があり、自治体も普及に努力をされていると伺います。そもそも検診に効果があるのかどうか?という議論もありますし、その効果とは何を持って測るのか?という疑問もあります。検診は病気を予防するもの・・・それはそうなのですが、それによる一定の効果が確認できないと、公的な事業としては継続の意義がなくなってしまいます。Cost-effectiveness(費用対効果)とは検診費用に対して、どれくらいの健康に寄与するメリットがあるのか?という概念で、度々耳にすることがあります。一方、医療経済の観点から昨今槍玉にあげられる医療費高騰の点で指標とされるのが、cost-savingという概念です。すなわち健康に寄与するだけでは十分ではなく、疾病の早期発見や予防により、将来的な医療費の抑制効果がないといけないというのです。つまり、その検診に掛けられる費用が、将来かかったかもしれない病気に掛けられたであろう費用を下回ることによる、医療費抑制の効果を実証しないといけないわけですね。ただ病気を発見するだけではいけないという、なんともまどろっこしい議論を通り抜けてこそ実施される検診事業、実はとっても難しい問題をはらんでいると言えましょう。続きはネタ元のこちらをご参考にしてください。UCLAの津川友介先生の論文です。

予防医療のうち医療費抑制に有効なのは約2割

昨日は旧知のゆーたろーさんと楽しくお食事をしてきました。悪口、噂話、流言飛語、妬みやっかみなし・・・のほんとに楽しいお話をさせていただきほっこり。いい人だ・・・