6月6日 土曜日

コロナ以後という言葉が各媒体でよく目に触れるようになってきています。自由主義経済に基づいて、効率、迅速さ、グローバルを競われた時代は今や新型コロナウイルスによって水を差された格好になりました。今までは徹底的に無駄をなくして、経済的にも物理的にも効率よく物事を進めたり、制度設計をすることが美徳とされていたのですが、今回の緊急事態では、ある程度の無駄というかゆとりがあることが、いかに事態を救うことができるのかということをいやというほど知らされることになりました。統廃合の対象でしかなかった赤字垂れ流しの医療機関というキーワードも見直す必要が出てきました。感染症指定病院はいまでも再流行に備えて、病棟やベッドを空床で確保していなければなりません。当然それは赤字を生み出す源となります。場合によっては患者ゾーニングの確保のために新たな予算を投じて対応しているところもあるようです。飲料水を含む自然環境、道路などの社会的インフラなどはもちろんのことですが、医療や福祉、教育、司法などを社会的共通資本と呼んで尊重しなくてはならないとした経済学の大家である宇沢弘文先生のお言葉を思い起こす必要性がありますね。これら全員の共有財産を市場にさらすことについては、十分慎重な態度でもってしなければならないと、私は考えています。なかなか大変な状況ですが、それぞれの施設が知恵を出しながら取り組んでいるところだと思います。10兆円の補正予算が議論されているようですが、きちんとした予算組みになっているのか、今回こそは皆で目を光らせておかなければならないと感じています。

では今週もあと一日、頑張っておしごとおしごと・・・・