月末年度末のいろいろ

3月30日 月曜日 晴れ 暖かくなりそう

週末は自治体開催の多職種連携在宅療養支援研修会なるものがありこれに出席した。めずらしく懇親会まで出席したので新たな人との出会いもあり、やっぱりこういう会には可能な限りでるべきだなと反省する。映されたスライドには同級生の活躍する姿もあり少しだけ刺激を受けた週末であった。行政からの報告は、介護給付の市町村への一部移管にともなう今後の事業計画など。やはり京都北部は高齢化最先端の地であると言う、いつもの統計を再認識した。新年度からは65歳以上の方々の福祉医療自己負担の変更(増額です・・)もあり、いろいろと動き始める年度末である。さてさて、自分も開業3年目を迎えるので何かしら長期的なビジョンも考えていかないといけないな・・・などと思って見たり、でも結局は、ぼーっとすごした週末なのであった(泣)。

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とある経済学者が紹介していた米国FRBの議長であるジャネット・イエレンのプレスカンファレンスを見てみた。見た目は言っちゃ悪いが、その辺にいそうなおばちゃんである(とっても上品であります)。確かに記者の質問に対する受け答えが、非常に丁寧で好感の持てる印象であった。どんな問いにも真摯に対応するっていう表現が適切か。こいつ何言ってんだよ・・的な薄ら笑いを浮かべながら話をしたりしない。深夜にやっているどこかのディベート番組(?)の口汚い罵り合いとは対極の様相である。経済用語が飛び交うのでその専門的な内容はあまりよく掴めななかったが、やはり人と相対する、人とコミュニケーションを図るというのはこうでないといけないなと考えさせられた。反省!

反抗するものに対する反抗

3月24日 火曜日 あめ

寒の戻りである。診察室は冬場に1度も点灯していなかった(単に存在を忘れていただけなのだが)床暖房を少しつけてみたので暖かかったのだが、患者さんが口々に今日は寒いなあ〜と仰っていた。・・・なので、寒かったのであろう今日一日が終わった。診察終了後に、とってもお世話になっている方とお会いする約束の日だったので、お話をしながら近況報告。今年になってから、いわゆる”孤独死”っていうことに何度か直面したことなど・・・お話しする。孤独死っていう言葉は、やや自己矛盾的であると思う。死ぬときゃ誰だって孤独なものであるからして・・・。ただ単に、命が終わる瞬間に傍にだれか他者がいるかどうかの違いなのだ。でもその瞬間だれかがいるかどうか、おそらく旅立つその方にはわからない。結局は、孤独死かどうかを問題にしているのは、その傍らの人だけなのだと思う。ましてやお別れの儀式に花輪がいくつあったのかなんて、旅立つ人にとって何の関係もないのではないかな?

rolly

ギタリストのローリー寺西さんってホントおもしろいし、独特な感性の持ち主だなって思います。勉強もスポーツもできない彼が、ギターを3時間ぐらい弾いた瞬間、ちょっとこれはいけるかなと思ったらしいのですが、ふつうなら「おれはギターを弾けるんだぜ!」って思うところを、「ギターが俺を選んでくれたんだ」って思ったそうです。なんかいい話・・・。彼って小生の4年ほど先輩なのですが、自分の歴史を振り返って・・・反抗するものに対する反抗っていうものがあったそうな。分かるなあ・・その気持ち。僕も中学生のその昔・・・校内暴力吹き荒れる世間だった訳でして、ある日学校へ行くと、トイレの間仕切りとか便器とかがめちゃめちゃに壊されていたり、卒業アルバムに「この人どこの組の人なん・・?」っていう同級生が写ってたりするのです。その頃の僕はと言えば・・・そういう不良たちとそこそこ仲良くなっていて、一方では先生にも一定の信頼を得ていたのだ(そう自分が思っていただけかもしれないが)。とあるネットの番組で、件のローリーさんが自らの少年時代を振り返っての一言が、「反抗期に反抗する奴らがボクには、従順な、なんて素直なやつらなんだって思えたんですよ」っていうやつです。そうだ、僕もあのころ、心の奥底でそう思ってたんだ・・・”反抗期だから反抗するってなんて単純なやつらだな”、なんて思ってた次第です、ハイ。だからボクの中学生のころの心の中は、アンチRock!! クラシック音楽のファンになったのです・・・それまでのロックの仲間が口をぽかーんとしてボクを見ていたのを思い出します。昔からそんなひねくれ者だったワタクシ・・・orz.

予防接種の期限

3月16日 月曜日

週間天気予報に軒並み平年以上の気温の印が並んでいます。うれしいです。

さて、インフォメーションのところでも取りあげてみましたが、ワクチンの期限が迫っているものがあります。通常その期限は、〜歳までというように年齢(つまり生年月日)で期限を迎えるものがほとんどなのですが、一部例外があります。麻疹風疹ワクチンの2回目の接種(小学校入学前の3月末まで)と、今年度特例で認められている、現在3、4歳の方で水痘ワクチン(みずぼうそう)を一度も接種されていない方。いずれも住民登録をされている自治体に確認の上で、期限内に接種を済まされることをお勧めします。ただし、いずれも定期接種という自治体の負担補助の期限ですので、医療としていっさいその後ワクチンが受けられなくなるという意味ではありません。期限を過ぎて未接種に気付かれた場合や、後から接種希望をされる方は個別に御相談となります。麻疹等は現在アメリカ西部や東南アジアでかなりの流行を認めているようです・・・。

なんで来たの?

3月15日 日曜日 朝から晴れ

今週からは気温も上昇し、いよいよ春到来らしい(希望的観測)。思えばアメリカミネソタ州で暮らしていた頃は、真冬の体感気温氷点下20度という世界から脱出する事のできる春は本当に待ち遠しかった。夏は夏で突然サンダーストームという嵐が来たり、本当に暑いという期間はほんの数週間なのだけれど・・。しかしこうして季節の移ろいを実感しながら月日の経過を味わうのも四季ある国ならではの贅沢とも言える。今日は休日当番日である、溜まっている雑事を片付けたりしながら救急患者さんの診察に当たる事としよう。

ハイデルベルク

終戦後節目の年を迎える今年、何かと日本とドイツが対比的に語られているように思います。ついこの間はドイツの首相が来日されました。思えばこの70年の間に、世界特に欧州では大きな変動が絶え間なく続いています。東西ドイツの統合、ソ連の崩壊、ユーゴスラビア内戦、EUの発足・・昨今のウクライナ問題。今回の首相来日については色々と報道がありましたが、何で今、わざわざほんの2日間の訪問に来られたのか?っていうことについては、成る程納得・・という報道がなかったように思います。場所と相手を熟慮した講演、談話をこなされて行ったようですが、その目的、真意とは何だったのでしょうか?いずれは何となくそう言う事だったのかっていう時が来るのかもしれません。ミネルバのふくろうは黄昏時に飛び立つのであります・・。外交ってそんな風に行われるものですよね。単にビジネス推進のために色んな国々を回るだけならあんまり知識も度量も器量もいらないな・・・。

何で来たの?それも今日・・この問いかけはとっても重要なものです。私たち医師にとっても。

お腹のブツブツ

3月14日 土曜日 雨

医院の併設ブログなのでたまには医療のお話をしなくては・・。「お腹にぶつぶつが・・」という問診票です。問診票を見た瞬間にピンと来る病気の例というのが幾つかありまして、これもそのうちの一つです。帯状疱疹という病気で、俗にヘルペスと呼ばれているものです。varicella zoster virusという水痘帯状疱疹ウイルスという微生物によって罹患する病気です。一度水ぼうそうに罹患すると、それが治癒した後にもウイルスが脊髄神経後根神経節という部位に潜伏して、潜在感染の状態がその後ずっと続いているのです。何らかの理由でそれが活性化されると、神経に沿って広がり、水疱形成という皮膚病変と神経痛を引き起こします。ぴりぴりとした痛みとかいう表現で、ひどい方は強烈な神経痛に至る場合もあります。いずれも初期の段階で抗ウイルス薬の投与を行う必要があります。好発年齢は60−80歳代のご高齢の方ですが、子供でもかかることがあります。水ぼうそうは冬から春にかけて発生が増加して、夏休みになると少なくなるという季節性がありますが、帯状疱疹に季節性はありません。身体のどの部位にでも生じるのですが、肋間神経痛を引き起こす胸部や、三叉神経領域の顔面などに発症すると見た目にも痛々しいものです。この病気、そもそもが水ぼうそう感染なので、今年度から定期接種となった水ぼうそうワクチンが普及すると、将来罹患される患者さんの数は減少するのではないかと思います。ワクチンの効果ってこどもの時代にだけその恩恵にあずかるものではないのですね。

ヘルペス

ちなみに、帯状疱疹を防ぐための大人になってからの予防注射もあるのですが、まだ一般的には使用されるには至っていません。大人になってからの水ぼうそうワクチンでも、一定の予防効果があるという説もあります。また、水ぼうそうの子供達と日常的に接する機会の多い保母さんや、小児科医はヘルペスになり難いという話もあるようです(真偽のほどはよく知りませんが)。感染症ってまだまだ未解明の事が多いです。