おべんきょう会

5月29日 金曜日 晴れ

なかなか雨が降らないこのごろ。畑の水やりが大変であると皆さんが口々に仰っている。日照時間が少なすぎるのも困るのだが、それなりに天の恵みの降水も必要なのだ。何事もほどほどが肝要っていう事だろうか。色々な悩み事を抱えておられる方が来院されるのだが、こちらもすぐにはお答えをする事ができないような問題もしばしば。患者さんのこころに関わる問題は尚の事、そんなに容易に判断できない事もあるのだ。結局のところ色々とお話しして結論らしき結論も出ずに、なんてこともある、時々は・・いやしょっちゅうか。困ったものだな私の実力も

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夜は夜とてお勉強会。糖尿病の新規薬剤の知識を吸収に・・・帰ってからはちょっと本読み。今放映されているドラマの原作本に手を出したところ、止まらなくって結局読了。キーワードは”名無しさん” anonymous world・・・・まさに現代社会の抱える闇の部分。思えば深夜営業のコンビニや、匿名のネット社会などのanonymousな生活様式は、この世に多くの問題の背景としてとても暗い陰を落としているような気がしている。やけに目が冴えてきて眠れなくなったので思わずブログ更新・・・。

承認欲求というもの

5月27日 水曜日 晴れ 暑い

人間の性(さが)というものですね・・・。誰かに認めてもらいたいという欲求。”粛々と”というのは今の世の中の一種の流行語のようになっているのですけれど、人生それこそ粛々と生きて行ければ良いのだけれど、そうはいかないのが人間の性。自分はこれだけやっているのに・・・こんなに強い思いを持ってやっているのに・・・。あるいは、これだけやってるのだから、もっと認められてもしかるべきではないのかなと・・・。2、3年前にとある書物で知ったこの言葉、「承認欲求」っていうやつです。いや誰や彼やを指弾したいわけではなく、自分自身がこの欲求にまさにとらわれているなと思いました。いまだにとらわれているのかもしれません。みんなそれだけ頑張っているのだもの・・だれかに認めて欲しいって思うのが人間っていうものですよね。でも本当は、そんな利己的なしがらみから開放されて、利他的に生きる事ができればなんとすばらしいことでしょうか。

今日は午前中の外来診察の後、往診の旅に出ました。在宅医療で色々な人々が演じている役割・・・。そのほとんどは誰にも気にも留められず、讃えられもせず、ただひたすら目の前にあることを淡々とこなしていかざるを得ない・・そんな出来事の連続で成り立っているなと思いました。でも時々帰り際に、患者さんのおられないところで、ご自分の心の葛藤や、納得いかない事など色々と吐露される事があります。そんなことどもをお聞きすると、在宅医療の深〜い闇の部分を感ずるのであります。2025年問題だとか、病床がないから在宅だとか、そんな数の論理で埋め尽くせない大きなものを感ずる瞬間があります。

今日は・・画像の挿入はありませぬ m(  )m  ただひたすら・・・すこし考え込んでおります、小生。

とか偉そうな事言いながら、きのう忘れてたんだ・・・ひとつ大切な事。すみません◯◯さん だめだな・・こんないい加減な事では(ヤレヤレ)。

ブラックボックスを操る職業

5月25日 日曜日 晴れ

暑かった・・・けどお家の中は寒い、っていう日が続いている。往診のお宅も、つい最近コタツをしまわれたっていうのが少なくないのだ。小生もじつは、この2週間以内で暖房っていうスイッチを入れた事が‥‥‥ ある。

そういう環境なわけで・・おそとが暑くてもおうちの中が寒いっていうことがまかりとおるこの季節。不思議だなあ・・・

娘の理科の試験課題につきあっていた。「ブラックボックスを操る職業はどれか?」という問い。ブラックボックスを操るというのはつまり、何かのインプットと、それから出てくる結果の因果がよくわからないということなのである。そこでその問題の選択肢の(3)番目に・・「医師」というのがあった。お父さんの仕事、ブラックボックスな〜ん?という娘の問いかけに、はたと困ってしまった私。ブラックボックスではないというのはすなわち、何かをインプットすると、それに呼応して結果がこれこれと予測できるって言う事なのかな?と考えると、医師は患者さんの症状とその結果の因果について、熟知していてしかるべきなのかなと・・も思うのであるが、私の頭は即座に・・・No!!! 現実はそんなに単純なものではないなと思ったのであります。良くわからない事だらけの臨床・・困ったものだな(泣)。まあそんなのは小生だけの戯言なのでしょうけれどね。

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アメリカウォッチャーの小生として、現在目を離せないのは・・・そう、大統領選挙であります。YouTubeをみるにつけて、そのディベートで両者に投げかけられた質問。イラク戦争が始まった時期に、自分が大統領だったとして、その戦争に参加していたか否か?。ヒラリーは、自分の行った賛成論は誤っていたと答え、共和党対抗馬のジェフブッシュは、いったん自分が大統領なら、兄と同じくやっていただろうと答えたと。でもその後、それを訂正しているという現状(オバマさんは明確に反対して当選したのですけれど)。ジェフブッシュさんは実のお兄さんの始めた戦争を否定するのはさすがに難しいだろうと思ったりもするのですけれど・・アメリカでさえも、こんな赤裸々な話が行われているというのに、翻って我が国ではそのような問題提起すらなされていないという現実・・・。そんなで良いのかしら。

耳のしわはいけない

5月19日 火曜日 雨のち晴れ

はい、タイトル・・・耳のしわはいけないのであります。医学の世界では”フランク徴候”とも呼ばれるものですが、心臓が悪い患者さんに現れるという、耳たぶにたてにはしるしわの事を言います。

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こんなやつです。人間の身体って不思議ですね。耳たぶと心臓・・・つながっていそうにないのに。

 

美しい文章

5月18日 月曜日 曇りのち雨

前回の掲載から約10日間である。その間、世の中色々な事があったようである。政治的な事は話題にすまい、と思っているのだが、それにしては大きすぎる話題が二つ。某政令指定都市の住民投票とか、安全保障の改正とか・・・。小生の意見を開陳するのは差し控えようと思うのだが。まずは住民投票については、あまりの僅差だったので、そのようなことをall or noneで決めてしまわざるを得ない事への違和感。もひとつは、憲法の改正にもつながって行くような事が、何となく流れるように決まって行きそうな予感。いずれも多数決原理のなせる所作である。何に賛成、何に反対かはさておき・・・国会審議で言うと党議拘束なるものを廃止しては如何かと思うのである。党の決めた事に唯々諾々と議員が従うのであれば・・それは総選挙ですべて決まってしまっているのである。それはいかにも面白くないなと思うのだ。だからして、党議拘束なるものは早々に廃止して、各議員が各自の頭で考えて国会で意思表明をすると、そう言う事にして頂けると、議員に投票する際にももっと真剣に考えるようになるのではないかなと思う。組織に埋没する事を嫌って行動した(ように記憶している)小生の考えなのだが、そうでないと面白くないじゃん。同じ政党とて、色んな考え方があって良いのである。そうすると国会の話し合いも真剣なものになるのではないかな。総選挙で、もっと言えば衆議院総選挙で多数をとった政党の、ある一握りの人たちの考えでその後四年間のすべてが決まってしまうのならば・・・国会は要りませぬ。あと、政治課題を勝ち負けになぞらえて、負けました・・・あとはよろしくお願いしますっていうのも違うかなと思う。民の生活を良くして行くためにはこうでなくてはいけないっていう事柄があるのなら、負け続けながらも少しずつ改めるべく粘り強く努力をし続ける素質が政治家には絶対的に必要なのだとも思う、ボクならそういう人に行政を任せたいな。

ところで・・・切れ目のない安全保障っていったいどういうことなんだろう??おそらくseamlessっていうのを日本語訳してるだけなのだろうけれど・・・女性の靴下の話でもあるまいし、切れ目のないっていうのは、むしろ社会保障に使ってこそなんぼのものじゃあないのかなと、医師である小生などは考えるのであります!

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美しい文章っていうのは・・・最近小生がおもうに太宰治の文章はいいなと。女性に語らせたような文章を書かせると右に出るものはいない・・・。かれの著作の最後には必ずと言っていいほど著者年表がついているのですけれど、彼の人生はそのまま受け取ると無茶苦茶です。でも、その文章は美しい・・