失敗の本質

8月31日 水曜日 お天気!

迷走台風10号は東北北海道に大きな爪痕を残していったようだ。高齢者施設や居住区域が孤立しているようである。悲しいニュースである。オリンピックで浮かれていた気分も全くどこかへ行ってしまった・・。

今週は医大から学生さん達が地域医療を学びに来られている。当院も明日は見学実習を協力させていただく予定である。

昨日と今日は地域の関係者さん方と集まって医療や介護の今後について考える会に出席していた。よく知った人達の間では共有されている危機感・・・それは人材の不足である。介護離職ゼロとか、特養の待ち期間ゼロとか、よく耳にするシュプレヒコールはそれはそれで解決すべき問題なのだと思うが・・それだけでは終わらないのが、高齢者医療や介護あるいは認知症の患者さんの問題である。正直言いましょう!不安です。この地域が今後も栄えていくことができるのか、あるいは没落していくのか・・・。高齢者介護や医療の問題はそれに直結する問題であると思います。小生は悲観的な人間ですので、その予測は・・・(言わないでおきます)。だからこそ、今すぐに動き出さないと取り返しがつかないのではないかなと思います。「失敗の本質」と言う名著があります。ノモンハン事件に始まって、戦争終結に至るまでの事の因果についての分析の書物です・・・って、書くともう読んだんかいなって思われると思うのですけどね、積ん読です。今の所・・・。でも、戦時の情勢分析だって、昨今の情勢の検討だって結構共通することがあるのではないのかなと思います。少子高齢化だって、人口減少問題だって、人口動態の統計を見ればとうの昔に予測しようと思えばできていたわけで・・・。見たくない問題には頰被りしてしまうこの国の悪いところが、やっぱり共通の課題となっているのかなと思っている次第です。地域医療とか介護の問題・・・もうそろそろ、多職種連携・・とか、顔の見える関係づくり・・・とかいう文言を卒業しなくっちゃ!!というか、現場ではもうそんなこと関係なしで、みなさん奔走されていると思うのです。顔なんて見えなくても突撃していかないとやってられんケアマネさんとか、民生委員さんとか・・ね。お金の問題とか、地方創生の問題とか・・抱え込んでいる問題は多いことはよくわかりますけど、明らかに私たち到達してますよ!!

「時代の分岐点」に。

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築地移転とか、次の東京オリンピックとか・・よりも私たちにとっては明らかに優先順位の高い問題です・・。

それから、前にアップしたネタですけど・・麻疹 大阪でも患者が発生しています。関西空港の職員さん関連で・・16名の新規感染者の発生。現段階でのwarningとは・・

1)麻疹患者と接触していた場合(これは当たり前)

2)麻疹流行国(アジアの国々)への最近の渡航歴

3)8月17日から30日の間に関西空港を利用したことがある方

で、風邪症状を発症している場合には・・要注意です。

麻疹流行の兆しあり

8月24日 水曜日

少し前に、麻疹克服の新聞記事を目にした方もおられると思うのですが、千葉県から麻疹の流行に関する情報が流されています。10名の患者の発生があったそうです。中には全国から観客が集まるようなコンサートに出かけていた方もおられるようで、そこで感染が生じた場合には、全国規模での流行が懸念されます。麻疹の潜伏期間は2週間程度ですので、そこで感染があった場合には、そろそろ発症の時期となるようです。初発の症状はいわゆるカタル症状と言いまして、発熱とくしゃみ鼻水、結膜炎などの症状が3−4日続きます。一旦解熱した後に再度発熱するのですが、このころに特有の発疹がはじまります。これが全身に広がるまで3−4日間高熱が続くこととなります。他人への感染力は最初のカタル期が最も強いといいます。すなわち、単なる風邪?とか思っている初期にすでに他人に移している可能性があるわけです。この感染症の合併症として恐ろしいのは、脳炎や肺炎ということで致死的な合併症に発展する可能性があります。要注意・・・それから、ワクチンでの予防の徹底を!(1歳と、小学校入学前の2度の接種を必ず受けましょう!)

IMG_1651写真は麻疹と無関係です

麻疹・・・小生は未だかつて自分で診断したことはありません(汗)。だってここ数年は2006年から導入された2回のMRワクチンのおかげもあって、全国で数百名の罹患者ということで激減していたわけですから・・。東南アジアの渡航歴もそうですが、現在患者発生をみている関東への旅行歴も要注意ですニャ!この世の中、感染症までもがグローバル化されているようです・・・。

朋あり遠方より来る

8月16日 火曜日 晴れのちどしゃ降り

京都のお盆は16日までということらしいのですけれど、今年は今日からお仕事をさせて頂きました。オリンピックも高校野球もまだまだホットな話題ですが、さすがに今日は患者さんもあまり多くは来られず、比較的のんびり診療をした一日でした。時間に縛られる事無くお話ができるということはとても有り難いことです。そうです、医師は本当は患者さんと時間をゆっくり過ごしたいと思っているのですね、だけどいろいろのコトが重なり合ってそうもできないこととなっているのです。これはやっぱり永遠の課題です・・小生にとりましては。

そういえば、今日お昼休みに昔一緒にお仕事をさせて頂いた麻酔科の先生がこちらを尋ねて来て下さいました。思わぬ来訪にとても嬉しい気持ちでお迎えしました。宮津の花火をご家族で観て帰られるようです。ちなみに小生はまだ一度もこの花火を観たことはありません・・・。いまも、音だけ堪能しています。建物が揺れてる・・・((ガクブル))  知り合いの方々が、事あるごとに尋ねて来て下さることはとても有り難いし嬉しいことです。後輩や同輩や先輩に関わらず、元気にしてはりますか〜って、尋ねて来られたり、或はお便りを頂くと、ただもうそれだけで嬉しいなあと思います。内田樹先生が、「母校というものの役割は、いつでも卒業生が帰って来た時に、或は帰りたい気持ちになった時に、今の世の中に、変わっていないものの姿を示すことでその意義を果たすことができるのだ」みたいなことを記されていたことを思い出した。すべてのことやモノが四半期ベースで変わったり、変えさせられたりするこの時代にあって、変わらずにず〜っとそこに存在していることの意義を示すことができる存在・・・それがそれぞれのヒトにとっての母校ってものではないでしょうか。小生も、与謝の海を巣立って行かれた人達の「母校」のような存在になれればよいな〜と思いながら、相変わらず建物を揺らしている宮津の花火に聴き入っております。

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で、やっぱり動かないものの意義・・について考えてしまっているワタクシ。よく考えれば、岬に立つ東大・・じゃなかった、灯台だって、その場所から決して動かない存在だって分かっているからみなそれを頼りにしている訳ですよね。今年は岬のこっち側、来年はその反対側に・・なんてことになってたとしたら、船長さんも大変なことになりますよ。いつまでたっても、変わらずに(世間の波に抗いながらも・・っていう含意がそこにはあるはずですが)その場所にじっとしているヤツ・・・そんなカタブツな存在を小生も目指すことにしましょう。

オリンピックとか高校野球とかの勝負事をみていると、手のひらに汗しながら、思い出してしまうのですよね。おばあちゃんがその昔、大相撲をみながらいっつも言っていたこと。

「こうなったら、どっちも勝たせてやりたいなあ・・・」

 

 

お盆やすみ

8月15日(月) 自転車でお出かけ中にどしゃ降り

お休みを頂戴しています。

8月はメモラブルな日が多くて、オリンピックや高校野球で世間は賑わっているのだが、どことなく物悲しい。よく考えると今日はお休みではないのか・・と思い立って行った銀行と郵便局では、職員の方々が普通にお仕事をされていた。普段は月曜日のそんな時間に街をブラブラしていることなどないので、やはり自分の存在が非常に違和感を感じるのだ。本屋さんに立ち寄って、再び外に出ると雲行きが・・怪しい。急いでペダルを漕いだのだが、あと少しで間に合わず雨宿り。雨上がりを待つ間の暇つぶしに開けてみたスマホでは、やはりオリンピックニュース一色である。しかし日本の選手もこれだけたくさんのメダルを取ることが出来るようになったのか・・。すごいものですな

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毎年この季節には、歴史を振り返る作品に手を伸ばすことにしています。今年は、小説の「野火」とiTuneで「日本の一番長い日」を消化・・と思ったら、昨夜テレビで放映されてるやんか!

休み中には話題のシン・ゴジラも鑑賞しました。単なる娯楽映画と思って観に行くと・・・ヤケドしますな、この作品。こんなメッセージ性のある映画を、石原さとみさんとかをキャスティングして制作できるようになったのですねっていう感想でした。

ではあと半日のお休みに没することにしましょう。みなさんも良いお盆をお過ごしください。

盛夏

8月5日 晴れ

快晴の一日でした。気づけばもうこんな時期です。記事の更新がない日が続いていましたが、それほど忙しかった訳ではなく・・、単にサボっていただけです。この間色々ありました。参議院選挙後の都知事選挙とか、オリンピック開催のニュースだとか、訃報もありました。巨泉さんと千代の富士っていう、何とも時代の流れは残酷なものです。最近で言うとポケモンGoの話題も度々目にするようになりました。どれどれ・・という感じで小生もやってみましたが、いかんせん周囲にはポケストップがあんまりないのですよね・・・(泣)。地方間格差がこんな所にもありました!!モンスターは出くわすのですけど、モンスターボールがないっ!っていうことが頻発しています。ほんと困ったものです。世間の論調では、マナーをわきまえないゲーマーの問題や個人の行動が一企業の思惑で誘導される可能性などといった、いわば悪評にさらされているこのゲームですが、うまくつきあえばとっても面白いゲームなのではないかなと思っています。何を隠そうダウンロード開始翌日に市内でやっていると、結構なご年齢のご夫人(というかご老人)が一人でてくてく歩いては、カシャッカシャとやっておられるのに遭遇して、そうか結構身体と頭の(?)体操にもなるのかな・・などと思ったりしたものです。もちろんながら歩きや、ながら運転での事故などもってのほかですし、非難されるべきものだとは思いますが、要はつきあい方なのではないでしょうか? ゲームが悪い訳ではなく、やはりそれを使う側のモラルや態度が問われているという側面が大きいのではないかと思います。無料で配布されることから、爆発的にヒットしてこれだけの問題になっている訳ですが、何とかガチャとか、その他の課金ゲームのアングラな話題にはあまりメディアも十分な問題提起や追求をしていないのではないかなとも思います。同列にして述べるのもどうかと思いますが、週刊◯代の「こんなクスリや手術はいらない」シリーズだって同じような構図だと思います。非常に人目を引く見出しの記事なのですが、伝え聞くところではあまり大した内容ではないですね。要は薬だって手術だって、きちんと必要性とリスク判断をしてつきあっていけば良いだけの話ですから、それを・・コレコレを飲むと免疫力が崩壊して死に至る・・なんてばかばかしいったらないのです。クレストールやオルメテックには罪はないのです!ぜんぶ良い薬です。でもむやみやたらと処方する医師だったり、盲目的に少しの異常値に気を取られすぎてポリファーマシー(めっちゃお薬をたくさん飲んでいる患者さんのことです)にならないようにしましょうというメッセージをきちんと発信すれば良いだけの話なのです。ハイ、一応診療所のリンクらしい話題で締めることができました。暑いですが皆さん水分補給と室温管理にはくれぐれも注意して良い夏をお過ごし下さい。

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診察室に現れたイーブイです ^^