グラデーション

物事にはグラデーションというものがある。グラデーションというのは、徐々に変わっていくということである。気づけば変わってたじゃん・・ということなのかもしれない。例えばですね、1年前のこのブログの記録を見てみて、おお・・変わってるなと思うこともあれば、あれ?全然変わってないぞ・・ということもあるわけでして。マイクロソフトのオフィスとかっていうソフトウエアをお持ちの方がおられたら、試しに開いてみてくださいな・・フォントの色を選択する画面。グラデーションっていうのがあって、各々の色をきっちりと指定する画面があれば、なんだか連続的に色の変わっていくような円形のもので、大体この辺り!ってクリックして色を指定するものとか、色々あると思うのですよね。何が言いたいのかっていうことなのですけど・・・ちょっと忘れてしまいました。自分では気づかないうちに、何となく変わっていたな・・っていうこととかがあるのじゃないかなっていうことなのです。私にとっては、やっぱし毎日の診察手順だったり、診断への筋道だったり。毎日多くの患者さんに会っていると、何となくこれは(瞬間的に)この病気だな!とか、この病原菌だな!っていうひらめきが生じる瞬間ってあるのですよね(ま、それがその通りだったり、そうではなかったりするのですけれど・・泣)。そういう思考回路は何となく、自然に、無意識のうちに・・自分の中に備わってくるのものなのであります。もちろん、それを裏付けるための知識のアップデートは日々怠ってはなりませぬ!!!(でも・・ホントにすごい人達は、それを言語化できて、世間に発表できる人々なのであります)。



数日前に撮った晴天のクリニック周辺の写真です。あんまり好天だったので、もいっかいアップしてみましょ・・。何となく端っこに写っているバスが、ええ塩梅でしょ?

そういえば・・・世の中、グラデュアルに変えていこうよ・・というのが保守主義というものであるってむか〜しむかしに教わったなと思っていたのですが、東工大の中島岳志先生がそうおっしゃっていたビデオクリップを最近見まして・・・う〜む、今の世間的な文脈の保守ってものは、それと似ても似つかぬものに成り果てているな・・・って思ったわけでゴザリマスル。

日々考えていること

1月26日木曜日 晴れ

雪が融けてきています。朝は坂道が凍てついており大変危険な状態だったとのことです。今日はスカッと晴れた気持ちの良い1日でした。さてさて、診察室はと言いますと・・・胃腸風邪が大荒れの一日、というかここ数日です。今回は嘔吐が主体で、あまり大腸の症状は強くなさそうです。発熱は3割程度の方にみられています。胃腸風邪・・・感染性胃腸炎とか流行性嘔吐下痢症という名前が付いていたりします。要するに、ウイルスが原因で発症する嘔吐や下痢、発熱といった消化器症状を主体とする症状を呈する感染症のことを言います。よく、ノロですか?って聞かれるのですが、ノロかどうかは厳密には検査をしないとわかりません。京都府の感染症のサイトを見てもノロウイルス感染症という項目は出てきません。

http://www.pref.kyoto.jp/idsc/index.html

例えばノロウイルス迅速検査キットを用いた診断は、3歳未満か65歳以上、あるいは特定の疾患で免疫抑制状態にある患者にのみ保険適応となっているため、確定診断が把握できないからだと思われます。ご存知の方もおられるかもしれませんが、ウイルスに対する特定の薬剤があるものは、現在ではインフルエンザ、水ぼうそう、エイズ、B型肝炎などごく限られたものしかありません。幸いにして(?)、ノロかどうかは治療上はひとまずあまり重要ではないのです。ひとまずと書いた理由は、3歳未満や65歳以上の方で、重症化することもありますので注意が必要であるという意味です。なので、普段の診察で特別に重篤な症状のない子供さん達にわざわざ保険適応でない検査を自費で施行することによりノロかどうかを確定づける意味合いがほとんどないのです。だから・・・病院へ行ってノロかどうか診てきてもらいなさい・・という助言はナンセンスなのですね。ただでさえ不安なお母さん達を、さらに惑わす一言となりますので要注意。嘔吐の懸念のある子供さん達には、すぐに病院に行ってお薬・・というよりも、まずはじっくりと少しずつ水分補給の手立てを考えてあげることとなります。ただし、慌てて飲ませてはいけません。子供さん達は、吐いて少しスッキリすると、すぐにゴクゴクと飲んでしまいますので、その直後に再度、今度はその倍ほど吐いてしまうことになります。すると、プラスマイナスゼロ以下になりますから、嘔吐されたら1−2時間は最低限様子を診た上で、スプーン一杯の水分から与えてみて、様子を見ることが良いでしょう。スプーン一杯がおさまって十五分ほどしてからまた一杯、そのうちに徐々に量を増やしていくことが重要です。その日の目標は、おかゆでしたら、上澄みプラスアルファくらいに置いておけば良いと思います。少し塩分や糖分は含んでいた方が吸収効果は高くなります。この辺りのノウハウはなるべく診察の時にお話するように心がけております・・・。

今の時期の診察は、慢性疾患の患者さんの診察を少し処方間隔を調整しつつ、急性疾患の患者さんにも診察時間を空けておかないといけないなあと思いながら、診療に当たっています。抵抗力の落ちた慢性疾患の患者さんと、急性期の感染症患者さんと、予防接種に来られる子供さん達の接点となる狭い空間なので、やはり色々と気を使わねばなりません。また、同じ発熱と咳などと言ったコモンな症状であっても、インフルエンザや胃腸風邪に混じって来られる細菌性肺炎や、心不全の患者さんを見逃したりせぬように細心の注意を払いつつ、在宅療養の受け持ち患者さんなどの管理も行う必要があり・・・結構大変な時期なのですね。はふぅ・・。



これが数日前、というか一昨日で・・・



これが今日。同じ場所とは思えない!

立て込む等圧線

1月15日 日曜日 曇り~雪~曇り~雪・・・・

強力な寒波ですね。始まりが雨だったので、地面近くは氷でその上に湿雪という、除雪には最悪の状況です。う〜ん、こちらに来てから・・指折り数えて、かなり上位ランクインの積雪だと思います。昨日の夜はちょっと怖いもの見たさにウロウロしてたのですが、石田から国道に向かう交差点が、融雪の水たまりでえらいことになってました。そして今日は朝から雪と戯れる一日。今日学んだこと・・・①向かい風に除雪は非常につらい ②端から順番に、が良い時もあるが、まずは要所要所を抑えてからの方が効果的なこともある。 ③積もっている雪は少々のことでは融けないが、地面にちょっとだけ残っているヤツらは結構簡単に退散しなさる。 ④乗って動かす除雪車(除雪機ではなく)が欲しい・・・・ ⑤天から降ってくる恵み(時には災いとなるのですが)には、それを排除するために必要とするものから考えると・・・ガソリン数リットル、全身の筋肉の酸素消費量、などという相当な力学的エネルギーが潜んでいるのだと思われる・・。 以上。

あ、今日はセンター試験の日だったのですね。試験の日に大雪って結構な確率であるような気がする・・。何とかならんのかなこの日程、受験生の皆さんガンバレ!!(もう終わってると思うけど)

 

とうとう・・です

1月14日 土曜日 ホワイトアウト!

finally…今日の外来は一仕事してから、体ポカポカ、首筋キンキンで始まりました。そして患者さんへ一言「とうとう来ましたね」まあ数日前からのダルマさんのマークですから、皆覚悟はしていたのですけれど。ちょっと破格な感じのお天気です。積雪を経験していつも思うのは、やっぱり世の中”ほどほどに” ”そこそこ”が重要やなと・・・。中庸というやつでしょうかね。極端はいけません。患者さんへの次なる一言は「どうやって来られたんですか?」。だいたいが、息子に送ってもらいましたとかだったのですが、時々ご近所の人に・・ていう方もおられます。少し前まではそれに対して「あ、そうなんですか。親切な方がおられてよろしいですね」と返していたのですが、最近時々「それはどなたですか?」と言ってしまうことがあります。もちろん時と場合によるのですけどね。とてもじゃないけどお一人で帰っていただくのが不安なケースがあるのでして、もう職員も先に気を回してくれて、ご近所の方に待ってもらっています・・とか、色々あります。都会じゃありえないでしょうね、こんな対応。世の中助け合いっていうことで・・・。ま、幼児は(かつての私)、老人は(未来の私)ですからね、皆さん! 毎回カルテの書き出しには病歴、家族構成、頼れる方々の記載、介護度などなどで始まります。かかりつけ医として把握すべき事柄が、なんとなくわかって来たような気がするこの頃です(5年経ってようやく・・・)。そして何かあった時には、何とか力になりましょうという気概を持たなくてはいけないという自覚・・(これは往々にして力不足なこととなりますが)。雪に閉じ込められると色々と考えますが・・、また週明けはやらねばなりませんな、雪かき・・・ガシガシと。

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あまりにもこの状態で野ざらしはかわいそうなので、移動させました。屋根のあるところに・・。はみ出してますけどね。ワイパー立ててるのですけどもう少しで曲がりそう(× ×)

あけましておめでとうございます

1月1日 日曜日

今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

新しい年が穏やかで、皆様にとって幸せの多い一年となりますように。