6月27日 火曜日

覚悟しているとはいえ、朝からモヤモヤっとした湿度と曇天は気持ちが塞がります。身体にまとわりつくような湿気とはこのことでしょう。さて、週末車の運転をしながら聴いていたのは、今問題となっているマイナンバーカードの誤登録とか健康保険証の廃止の話題とか、秋から始まるとされるインボイス制度のことでした。特にインボイスの仕組みなどは日頃耳慣れない言葉とかが出てくるので、一度聴いてもなかなか理解が深まりません。自分自身にも関わりのあることなのでもう少し掘り下げて理解する必要がありそうです・・・。そもそも論として消費税とはどういう制度なのかということからの理解が必要なようです。30年余り前に導入された頃は3%の消費税でしたが、現在は10%となりまだまだこれから上げられこそすれ、下がることはないだろうとのこと。あまり意識しなくなっていますが、軽減税率制度が今は採用されており、食料品とか新聞は8%となっているのでしたね。もう一つの話題である健康保険証廃止についての問題はもう少し身近で切実なことになります。医療機関側の感想としては、オンライン資格確認ということが可能となると、保険証であろうがマイナンバーカードであろうがどちらでも良いという感じでしょうか。せっかく読み取り機器の設置をしたわけですから、カードの利用が進まないと無用の長物ということになるのですが、それよりも保険証番号の確認がシンプルに確実にできる方法を確立することの方がより重要と感じます。もとよりマイナンバーで全ての資格を運用していくという仕組みならまだしも、今ある個別の番号、健康保険とか年金とか公的支援の制度などを手作業で紐づけていく作業をするので、一人当たり3−4個の番号を1億人以上やるとなると・・・間違いが起こらないほうがおかしいですよね。しかし今よりもはるかに安全で便利な社会を作るためにはそれが必要なのだという覚悟で、私たちが理解をしながら、一定のリスクを許容しながら修正しつつ進めていくほかないのだと思います。総点検を行ったら全て解決ですという説得には首を傾げざるを得ないような気がします。ポイントという餌で我々を誘導するのはやめてもらって、導入するとこういう実質的なメリットがありますということを深く理解を得る努力をしてもらうのが、結局は安定した制度活用には近道なのではないかなと感じています。まあ、健康保険だけで考えると、私たち皆がかなりの費用を負担しながら得ている健康保険資格ですので、何らかの資格証明証を発行してもらうのが筋ではあると思いますけどね。例えばとあるスポーツクラブに入会して、会員証はありませんけど、マイナンバーカードを持ってきてくださいって言われたら、えっ?てなりませんか??