10月19日 水曜日
週のなかほどやって参りました。ふー・・・ 今日は一つ医療のネタ、難しいな〜問題を提起しておきましょうか。医療費が高騰しており何かと槍玉に上がることが多いです。インフルエンサーと呼ばれる人が、終末期の胃ろうについて私見を述べられていました。少なからぬ人が納得しそうな話題でしたが、こういうことはやはり医療経済に精通する方が、キャッチーな話題としてではなく、真正面から難しい問題は難しい問題として提起していただく方がよろしいのかなと思いました。ちょっとわかりにくい言い方でしたかね。それではわかりやすそうな方を一つ。医療費高騰対策として、ジェネリックの普及とか、薬価改定で薬剤にかかる費用を抑えているわけです。皆さんも保険基金から、あなたの今服用しているお薬は、ジェネリックに変更するとこれだけのメリットがあります・・というような案内のハガキを受け取られたことがあるかもしれません。それはそれで一つの効果を上げているのだろうと思います。ところが先日ある消化酵素の飲み薬が生産販売中止となりましたという製薬会社からのレターが届きました。その理由は・・・薬価の抑制により、製造販売で利益が上がらないどころかマイナスになりかねないのでということでした。また別の話題では、妊娠悪阻に効果的なお薬が、他国では使用できるのだが、日本ではその適応がないということ。その理由を尋ねると、日本ではジェネリックなどの影響で薬価が低すぎるので適応拡大は無理だとのこと。うーむ、ものにはそれなりの値段がつけられなければならないのだということなのでしょうかね。