6月19日 月曜日

今週は色々なことがある予定です。昨日はネガティブなテーマの学びでした。「診断エラー」とか「臨床における不確実性」ということについての講演とワークでした。エラーについてはこういう場所で書くべき話題ではないと思うのですが、常に私たちの仕事に付きまとう主題です。例えば大谷選手が大活躍で話題になっていますが、一流打者の打率って3割で、4割には満たないですね。医師の場合にそれを当てはめると、えらいことになってしまいます。ところが、たとえ99%の正診率の診断力を持っていたとしても、1000人の患者さんを診察すると10人の誤診をしてしまうことになります。いかがでしょうか?一般の方はどのような感想を持たれるのか興味があるところです。私自身実際に99%の診断力があるかと問われたら、おそらく首を横に振らざるを得ないと思います。はい、今日の受診患者さんがドドーって減ってしまいましたね(泣)。もちろん100%を目指してやらねばいかんとは思っています。疾患の診断というのはある程度の時間を経ないと、正誤の判断ができないですから、診療しながら同時に不確実性というものが常に付きまといます。そんなこととの付きあい方をどうするのか、エラーに対してどのように対峙していくのか?ということについて、気づきを得ることができる講義でした。それでは新しい週の始まりです、みなさん良い1週間をお過ごしください。