6月13日 火曜日

晴れてる感じなのに降り出している雨ですが、本降りにならないような予感です。予報もそんな感じ。さて、2013年から定期接種となった子宮頸がんワクチンです。ワクチンによるとされていた副反応が問題となりまもなく積極的勧奨の中止ということになり、8年半の空白がありました。身体的接触を介して感染するヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因であるとされている子宮頸がんは、30歳から50歳に罹患する人が増えています。HPVに感染することを予防することで、ひいては子宮頸がんに罹患する割合を低下させられることがわかっています。それが子宮頸がんワクチンなのですね。現在小学6年生から高校1年生の間の方を対象とした定期接種となっています。今の所は女子が対象ですが、男子も導入している国がありますし(米、豪など)、日本でも検討されているようです。一旦時期を逃してしまった方への追加接種(キャッチアップ接種)も現在可能となっています。

医療事案を取材されている岩永直子さんの記事 国立がん研究センターが子宮頸がん対策の「ファクトシート」公表 「日本の状況はミゼラブル(悲惨)」

その元となる国立がんセンターの発表 子宮頸がんとその他のヒトパピローマウイルス(HPV) 関連がんの予防ファクトシート 2023