1月19日 金曜日

ついに受賞されましたね。今回の直木賞受賞作品は万城目学さんの「八月の御所グラウンド」と河崎秋子さんの「ともぐい」だったようです。まきめさんと言えば、京都の大学を卒業されて、鴨川ホルモーとか鹿男あをによしとかプリンセストヨトミなど、多くの代表作がある小説家さんです。河崎さんも少し前に「介護者D」という作品を読んだことがあって、お二人とも馴染みのある作者さんでした。よかったよかった。さて、本つながりで最近購入したモノ・・・ポケット六法なるものです。六法全書みてみい!って言われたこと、過去にないですか? 法律でそんなこと決まってるんやぞ・・ということのたとえの表現なのでしょうけど。実際手に取ったことある方は、法学部の学生さん以外にはあまりおられないかと思います。憲法に始まって、刑法・民法・商法・刑事訴訟法・民事訴訟法からなる六法なのですが、これすら知らないですよね。でもこの世に生まれて、日本で生きていく上でのルールが書かれたモノですよね、いわば。これ読まずに世の中生きているっていうことは、トリセツ読まずに家電製品をいじる・・よりももう少し深刻な事態なのかもしれないです(大げさ)。人の家に火をつけたらダメですよ、とか、人を傷つけたらダメですよ、ましてや人殺したらダメですよ・・って、もちろん言われなくてもわかるのですが、系統立てて一度も教えてもらったことはありませんね。むか〜し、まだ幼稚園も行くか行かないかのころだと思うのですが、今でも記憶の片隅にある不安「自分が将来犯罪を犯してしまったらどうしよう」というのがあります。何を荒唐無稽な・・と思われるかもしれませんし、自分でもそんなことは、普通に生きていたらありえないということは頭ではわかっていたのですが、なんとなく不安に感じていたのだと思います。実際に手に取った六法、ポケット版でもずっしり十分に鈍器本でした。他人の家に火をつけるのは犯罪ですよ→「現住建造物等放火」という刑法108条に反するから罰せられるようです。二人で一つの犯罪をしたからと言っても、罰は半々にはならないですよ→共同正犯デスね。他にも色々と、教唆・幇助・犯人蔵匿・証拠隠滅などなど、時々耳にする語句が出てきます。いかんせん重すぎるし分厚すぎますね。と思っていたら、ありました。「こども六法」これで十分のような気がします、というか、これは小学校高学年でマストなアイテムではないでしょうか。もうすでに教えられているのかな・・・昔これ読んでいたら、私ももう少し安心して暮らせていたのカモ(笑)。それでは、今日も朝から小雨ですが、みなさん良い1日をお過ごしください!