9月30日 土曜日 晴れ
大きな台風も来ましたが、地域の稲刈りも大きなトラブルなく首尾よく行われたような印象です。田植えと稲刈りという年に2回の大きなイベントに依存するお仕事の特殊性を考えることがあります。自分の仕事も結構季節によって考えないといけないことが多いと思うのですが、自然現象によって大きな損失を受けるお仕事のストレスはちょっと想像できないですね。毎年患者さんのお話を聞いていると季節の行事にだんだんと敏感になってきます。季節のイベントといえば、もうすぐインフルエンザの時期がやってきますね。ワクチンが今年はやや供給不足になるとかいう報道があり、混乱しなければ良いなと思ってます。多くの子供さんがおられるご家庭では予防接種にかかる費用もバカにならないものと思われます。ご高齢の方ですと、ワクチンがなくなったらどうしようとか・・ついつい考えてしまうというのも理解できます。世の中、事前にもしかしたら・・・とか言われていたことで本当にパニックになったことってあまりないと思うのです。だいたいとんでもないことって予告や推測なしに生じるのでね・・多分大丈夫です、今年のワクチン欠乏説。騒がずにいきましょう!
そもそも・・日本のインフルエンザワクチンの接種方法って諸外国と比べてどうなのでしょうか。はい、やはり親方米国のCDCっていう疾病予防管理センターの推奨基準を参考にしてみませう!
CDCの推奨:6ヶ月〜8歳未満;1〜2回(過去に2回以上の接種歴があれば1回の接種) 9歳以上;1回
日本:6ヶ月〜13歳未満;2回 13歳以上;1回
う〜ん、微妙に(だいぶん)異なりますね。過去の接種回数によって接種者の判断を基準に取り入れているのと、一律「これです!」っていう、ある意味わかりやすい我が国の基準。多分1〜2回とかって書くと、どっちなんですかーーー!っていう苦情が殺到したりするのカモ・・・。で、我々からするとですね・・・もっと大きな違いは、接種経路です! 諸外国は(ほとんどがコレです)筋肉注射ですが、日本では・・・皮下注射での基準なのですね。筋肉注射の方がワクチン効果は高いということはある程度常識なのですが、それが承認されているワクチン製剤はまだまだこの国では限られているのであります。
アゲハチョウ・・撮ってみました。
白か黒かはっきりしてくれ(どっちが良いのか)・・というのは私たちの良いところなのか、悪いところなのか?今の選挙報道をちょっと聞きかじりしてみても、単純な二者択一論(右か左か・・)とか、せいぜいX軸とY軸で分けられる4象限の切り分けでしかないような気がします。ことの左右とか、リベラルVSコンサバティブとか、単純な構図では色分けできないですし、そもそも左派−右派=リベラル−コンサバという図式に一致するわけでもないと思われます。それが証拠に、保守を掲げている人が、〇〇革命を!とか叫んでいるのを聞くとですね・・・まず保守と革命は相性が悪いですし、革命って権力の側の人が叫んでどないすんねん・・市民が決起するのが革命ですやろ・・と思う小生は多分少数派なんだろな・・・。ま、ともかくですね、みんな”はっきり”を他人に求めすぎてるんじゃないかな・・・。世の中そんなにはっきりしているものばっかではないですし、簡単にリセットできるものなんてそうそうないと思いませんか?政治って、いろんなしがらみでがんじがらめになっているものをちょっとずつ解きほぐして、みんながある程度納得できる、ほどほどの共通解を得ていく作業だと思います。ポッとでの誰かが白馬に乗ってやって来て、めっちゃすごい政策を考えてくれるようなおとぎ話を待ち望んでいてもダメなのかも・・・・