6月26日 木曜日
梅雨らしい天気が続いています。気づけば、しばらく記事の更新が遠のいてしまいました。以前は習慣のように日々書いていたのに……。
さて、今日は「何度も挑戦しては挫折していること」について書いてみようと思います。
それは「電子書籍での読書」です。
最初に専用のタブレットを購入したのは、もう10年以上前になります。何とか読書を習慣づけようと、軽さが売りのデバイスにも手を出してみたのですが、結局、活用しているのは電子メモの機能ばかり。読書の方はなかなか続きません。
それでも諦めきれず、いつも肩から下げているバッグにはその端末を入れています。でも、やっぱり読めていませんね。一方で、新聞だけは電子版を活用しています。
今日も購読している新聞の電子版で、フェンタニルという医療用麻薬の密売ルートに関するスクープ記事を見つけ、思わずクリップ保存しました。アメリカでは大きな社会問題にもなっているテーマで、熟読する価値がありそうです。
それにしても、なぜ電子書籍が自分に定着しないのか――。
考えてみると、いくつか理由が浮かびます。
まず、今自分がどのあたりを読んでいるのか把握しにくい、というのが最大の理由かもしれません。目次に戻れば現在地がわかるのですが、毎回操作するのが面倒ですし、慣れないうちはタップの位置も間違えがち。
しおり機能も、一覧で確認しないとどこをマークしたのか分からないのが煩わしく感じます。
あとはやはり、実際の本なら楽しめる「装丁の味わい」がないのも物足りなさの一因です。私は装丁家・名久井直子さんの作品が好きなのですが、ああいうデザインの楽しみは電子書籍では得られません。
「天アンカット」と呼ばれる製本方法をご存じでしょうか?
上部の紙が切り揃えられておらず、少しガタガタしている仕様のことです。新潮社の文庫本(紐のしおり付きですね)や、クレスト選書シリーズに多いですね。地味に好きなポイントだったりします。最近出版された國松先生の内科学のご著書も、この製本が使われていました。
――というわけで、久しぶりの投稿は、どうでもよい私の個人的な読書観や装丁の好みに関する雑記となってしまいました。
お天気は優れませんが、皆さまどうか良い一日をお過ごしください!