1月23日 木曜日

インフルエンザの猛威が止まりません。こういうのを猛威というのでしょう。ちょっと大げさかもしれませんが、今週に入ってからというもの患者さんの数がぐんと増えたように思います。あ、思いますではなくて、増えました。今日統計を取ってみたのですが、格段に増えています。A型もB型もほぼ同数に近いような状況です。感染予防には・・・1に手洗い2にうがい、でしょうか。とにかく、病院内での患者さん同士の感染機会を作らないように気を遣っています(というか、職員のみんなが気を配ってくれています)。それから我々自身のうがい、手洗い、洗濯などなど・・。京都市内の病院でのノロウイルス集団感染のニュース等もあり、実はこの病院、私自身も大学からの派遣で勤務していたことのある病院なのですがね。ウイルスさんは眼に見えないですし、感染力が強いと来ていますからなかなか厄介なお相手なのです、実は。この冬は幾つか他にも集団感染の施設が出てきそうな気がします。

mkakuta

この間購入した女流作家の方の小説を今日読み終えました。テクニックに頼りすぎず(えらそうに・・・スミマセン)、考えさせられるじっくり型のストーリーでとっても面白く読むことができました。プロットとしては、2人の人物の生い立ちの今と昔が交錯する感じにすすんで、何度か読み返してみて「ああ、そうかそうか」っていう部分もあるのですが、読後感がなんとなくほっこりとする、前向き終了型のストーリーでした。小説って、色々と複雑な伏線の張られたものを読み返しながら楽しむのもいいですけど、個人的には全体のストーリーを掴むことで、十分主題の伝わってくるものが好きです。時々途中で寝てしまいながら読むので、行きつ戻りつで細部にこだわるのがあまり得意ではないのです・・・。こんなひとは小説読む資格はないのでしょうけれど、本当は。