9月23日 土曜日

朝からいくつかテレビを見たりして過ごす土曜日の午前中でした。なかなかの希少価値の週末です。今週は久しぶりに毎晩小説を開いて過ごしました。佐藤正午さんの直木賞受賞作なのですが、購入しておいて約3年の積読期間を経てようやく陽の目を見たということになります。文庫版の装丁から、ずっと岩波文庫に入っているものだとばかり思っていたのですが、よく見ると「岩波文庫的」となっており、そのものが何となくパロディみたいな装丁になっています。佐藤正午作品はかなり読んでいるのですが、これは上位にランクインされましたね。すぐにでも、もう一度読み返してみたくなるものでした。時代と人物の年代が行ったり来たりするので、何日かに分けて読んでいると、何度も振り返らないとなかなか理解できないのですけど。ある男女の恋愛を基本ストーリーに据えているのは、他のいくつかの作品と似ています。本棚においてある彼の作品のうちの一つである「アンダーリポート」を再度手に取ってみることにしました。さてさて・・・