7月26日 水曜日

昨日は突然の雨でした(ん?一昨日でしたっけ)。今日も暑くなりそうです。さて、今朝はお仕事しながら二人の師匠の対談を視聴。平川先生と名越先生です。数々の修羅を潜り抜けてこられた(であろう)お二人のトークはやはり楽しかったです。「耐える力とやらかす勇気」という表題のものです。名越先生は著名な精神科医ですが、精神科というと心に悩みを持つ患者さんに対応するわけですから、さぞかし自分自身は色々なことにうまく対応されるのだろうなと想像しがちです。そこは所詮一人のヒト、彼ら彼女らだって、日常生活において多くの対処困難な悩みがあるわけです(当たり前です)。生きる上での問題を私たちはなんとか解決したい・・と思うわけですが、師匠はそれを解決しようとしないのが解決であると仰います。まあそこに耐える力というものが必要となるわけですが。解決しようとするなというのは、一見無責任な放言に聞こえます(放言はそもそも無責任なものなのですが)。しかし、解決しようとする努力はただそれだけで価値があるのだということなのかなと個人的には解釈しています。その結果はどうなるのか、おそらく半分以上はそれによって解決するのではなく、時が解決してくれていることがほとんどなのでしょう。少なくとも私の場合はそう感じます、結果として。問題は、一つがようやく解決したな〜と思っていると、次にまた新たな問題がやってきます。人生とはそういうものなのでしょうね。「問題に悩む」ということと「生きる」ということはほぼ同義なのだと実感しています。新しい金融論では、国が借金をすることで初めて市場を流通する通貨が発生するのだと言います。MMT理論で、積極財政論が評価されるのはそういうことなのでしょう。そうか〜悩み事がないと、そもそも生きているということにはならないのか〜・・・。なんだか分かったようなことを偉そうに書いてしまいましたね。さて、今日も人生を生きるという沼に入り込んでいくことにしましょう。みなさん(は)、平和な良い1日をお過ごしください。