3月10日 月曜日 さぶいっ!
そうです、ご存知の方はご存知のように、ついこの間テレビや新聞を賑わした「リケジョ」騒動・・・ぴたりっと静かになってしまっています。なんとなれば、論文そのものに疑惑が生じているということなのです。あれだけ大騒ぎをしたメディアも様子見を決め込んでおられるのですね。そしてコトの真偽の趨勢が決するに至るや否や、またぞろ大騒ぎしだすのではないでしょうかね。後だしジャンケンのようで、小生はその態度にやや不満を感じております。何が起こっているのか、まったくあずかり知らぬ立場ではありますが、大胆な発言をお許し頂けるのならば・・・おそらくSTAP細胞はできたのだと思います、経過はどうあれ。共著者のY大学の先生は非常に素直なコメントをされているのが今日のニュースに出ておりました。あとは所属のRIKENがどういう判断を下されるのかという所に注目したいと思います。どういう結果になるしても、交響曲贋作疑惑のようなスキャンダルで終わってしまうようなネタにはならないだろうなあと推測しています。
論文のスキャンダラスな取り下げネタなんて、じつはそこかしこに存在しているのです。pubmedで”retraction”っていうのを調べると・・。風雪に耐えうる研究をして行くことの何と困難なことよ・・。なので、雪崩を打ってバッシングモードになっているときには、なおさら冷静に検証していく姿勢が大切なのではないかなと思います。誰かがインチキをしたぞ〜って叩いてしまうのは簡単なのですが、科学実験って、色々なファクターが入り込んできている世界だと思うんですよね(肩を持つわけではないのですけれど・・・)頑張れ、未来のリケジョ達よ!!