7月17日 水曜日
外科医は器用でないといけないのか?医学部を卒業して専攻科目として外科を選ぶ時に、誰も一度は考えた事があるのではないかと思います。私も当時はそれが結構自分としての大問題と思っていろいろ考えていたのですが、今なら少し違う考え方をすると思います。合わなかったらやり直せば良い。何か始める時には、そう考える事は消極的な気がして躊躇するものです。 その当時は、いざ外科医になってみて、手術が目も当てられないくらい下手くそで役に立たないとわかれば、国境なき医師団に参加して何か役に立つ事を探そう、とまで考えていました。今考えれば、なにもそこまで飛躍せずとも、他にいくらでも道はあると思うのですが、若い時ってそういう極端な考え方になってしまうものかもしれません。外科医は器用でないといけないのか?という問いに対する答えとしては、器用であるに越した事はないけれど、それほど器用さは必要不可欠な条件ではない、というのが私の現在の考えです。もっと他に大切なものがあると思っています。
たびたび利用する京都市内北部を走る叡山電車、いわゆる”えいでん”ですが、そのつり革にハートの形をしたものがあるそうです。すべての車両の中にあるつり革の中で、たった一つだけあるらしいのですが、どの車両の、どこにぶら下がっているのかは、当日まで運転士さんも車掌さんも知らないのだとか・・。働く方にとっても毎日の密かな楽しみになっているのでは?(実物はやや洗練さに欠けている気がしないでもないのですが)