11月25日 水曜日
敬愛する作家・文筆家さんたちの中に名越康文さんという方がおられます。メディアにも登場されていますので、お名前はピンとこなくても、お顔を見れば多くの方が「あ〜」と思われるでしょう。彼が常々仰っていることで私がなるほどなと参考にさせていただいていることが二つあります。一つは「ソロ(単独)の時間を大事に」です。昔を振り返ると、孤独あるいは一人でいることはある意味恐怖でもあったと思います。例えば学校のお弁当の時間に一緒に食べてくれる友達がいないとか(今ではこれをボッチ飯と言うそうですが)、「じゃあ好きな人とふたり一組になって下さい」などという先生の指示が出た時に、とっさにパッと掴める友達の腕がない場合など一つや二つはみなさんも思い浮かべることができるのではないでしょうか?名越先生は、かつては恐怖の対象であった一人でいるということをむしろ有意義なこととして、愉しむことができる人になろうと説いています。ちょっと考えると、皆でいるということって結構窮屈に感じたりすることもありますよね確かに。嫌だな、面倒くさいな・・と思うことすぐに思い浮かべることができます。一人でいるということは、一人で考えて判断して行動するということにも繋がります。皆でいる、皆の意見に従う、周りがすることを自分もする・・一見簡単でスッキリするように思うかもしれませんが、いざという時に頼りになるのは自分だけということもあります。周囲の人たちと仲良く強調して過ごすということと、一人で自分の時間を保つ、自分自身の意思表明をするということは相反することではありません。むしろ両立してなんぼのものであると思います。それからもう一つの彼の教えは「朝ごはんを美味しく食べられるように行動する」ということです。なんじゃそれ?と思われるかもしれません。例えば前日の過食過飲、夜更かし、過労・・・そんな日が続くと食欲減退して、朝はなるべくギリギリまで寝ていたい、そして脱兎のごとく家を出てバスや電車に飛び乗って出勤する・・・みたくなりますよね。朝を美味しくいただくということを実現するには、前日の行動、夜の行動全てに規律を考えて行かないとなりません。これ、感染症などを予防する上でも結構大事なことです。こんな現在の状況だからなおさらそう思うのかもしれませんが、明日からも引き続き気をつけて生活しようと考えています。
徐々に例年の気温に近づきつつあるこの頃です、みなさんお身体お気をつけてお過ごし下さい、それではまた・・bye!
ついしん・・ちょっと感動したツイート発見したので最後にどーぞ
仕事で、家庭で、人間関係で、或いは理由もなく、或いは明確に不安な出来事、心配、悲しいことがあったりして、なくても、しんどいのはしんどいよな。外から見えずに、見えてもひとりで乗り越えるしかないこと沢山あって、今がつらい人めっちゃおるよな。気安く頑張ろうとか言えんけど、なんとかやろな
— 川上未映子 Mieko Kawakami (@mieko_kawakami) November 24, 2020
芥川賞受賞作家でもある川上未映子さんからのメッセージでした(^^)