6月20日 日曜日

朝からオリンピックをどうするかと言う議論がテレビで流れていた・・けど、あまり一生懸命視聴する気になれなかった。自分の周りの世界とちょっと異次元な感じがしたもので。でも開かれるのであれば(この間の尾身先生たちの提言を十分に取り入れて頂いて、なるべく観客なしが良さそう)、選手の方達には十分に力を発揮していただきたいと思う。さて・・「ブルシットジョブ」が若者に読まれているそうである。クソどうでもいい仕事とかって訳されたりして、最近は相当なまでに人口に膾炙されることとなっているようである。紹介されたうちの1人である大阪府立大の酒井教授によれば、ブルシットジョブを理解するには、シットジョブと合わせて解釈する必要があるようだ。何せ分厚い書なので、当然私はまだ手をつけられないでいる。いや、それどころか書店で手にとってページを開くことすらできていない。原書の作者はデイヴィッド・グレイバーという方であるが、この方の代表作はむしろ「負債論」なのかもしれない。これまた資本主義の終焉が囁かれる昨今の話題の書でもある。同じく鈍器本なので、いつかは読みたいと思っているのだがなかなかカートには入れられないでいる。幸い私は自分の仕事をブルシットだと感じたことはないが・・・いや部分的にはあるかもしれない。ただしそれはあくまでも、大きな枠の中の細部の書類手続きとか、申請様式などのことであって、やはり自分の仕事はそれなりに気に入ってやっている。今から100年ほど前に、ジョン・メイナード・ケインズは「そのうちに人は1日5時間の労働で良い時代がやってくるであろう」というような趣旨のことを述べていたそうである。今がちょうどその時らしいのだが、一向に私たちは朝から晩まで額に汗しながら何時間も働いているのである。なんだ、ケインズさんの予想は間違ってたじゃないか!と思われるかもしれないが、実はそうでもないらしい・・・てなことが、上の本を読むと理解できるのだろうと想像している。けど、時間がないので私はやっぱり、今日も明日もおんな〜じ仕事をしているのである。日曜日のクソどうでも良い投稿を読んでいただき、感謝! ちなみにデイヴィッド・グレイバーさんはついこの間、若くして亡くなられたそうである。世界はなんとも惜しい人を失ったものだ・・・。

それではみなさん今日も、良い1日をお過ごしください。